令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.54は、下請負人の関係事項の通知に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、定められていないものを選びます。
この問題は、建設工事標準下請契約約款が定める、下請負人が工事を第三者に出したときの通知事項を問うものです。工期、作業員の労働時間、安全管理者の氏名、現場代理人及び主任技術者の氏名の4つが並び、約款が挙げる十の事項に入っているかどうかを見比べます。
引っかけの核心は1点、作業員について並ぶのは人数と賃金の支払方法で、労働時間ではないところです。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(定められていない記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 工期は第八条第七号にある。いつからいつまで人が入るかは元請が押さえる |
| 2 | ×(定められていない) | 十の事項に労働時間は無い。作業員について並ぶのは一日当たり平均作業員数と賃金支払の方法 |
| 3 | ○(正しい) | 安全管理者の氏名は第五号にある |
| 4 | ○(正しい) | 現場代理人及び主任技術者の氏名は第三号にある |
選択肢2だけが、約款の十号のどこにも出てこない事項です。
建設工事標準下請契約約款の第八条は下請負人の関係事項の通知です。下請負人がこの工事を第三者に委任したり請け負わせたりしたとき、その契約について元請負人へ遅滞なく書面で知らせる事項を十号並べています。
作業員に関わるものは、そのうち2つです。一日当たり平均作業員数と、作業員に対する賃金支払の方法で、何人来るかと、いくらをどう払うかにあたります。選択肢2の労働時間は、この十号に並んでいません。
令和4年度1級No.57も同じ第八条からの出題で、工期・安全管理者の氏名・現場代理人及び主任技術者の氏名の3つはそのまま並び、残る1つが請負代金額でした。そちらも約款に無く、答えになっています。入れ替えられるのは4つのうち1つだけで、残りは繰り返し出ています。
下請負人が第三者に工事を請け負わせたとき、作業員について元請負人へ通知するのは何か。
一日当たり平均作業員数と、作業員に対する賃金支払の方法です。労働時間は建設工事標準下請契約約款の通知事項に入っていません。
工期は、この通知事項に入るか。
入ります。工期のほか、受任者又は請負者の氏名及び住所、建設業の許可番号、工事の種類及び内容も並んでいます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月