令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.45は、空気調和設備の方式に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、定風量方式と変風量方式を2つずつ並べて比べさせるものです。引っかけの核心は風量が変えられるかどうかで、変風量の長所が定風量の側に貼られていないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 対応しやすいのは変風量。定風量は風量が固定で対応しにくい |
| 2 | ○(正しい) | 風量が一定なので気流が乱れず、換気量も保てる |
| 3 | ○(正しい) | 室ごとにVAVユニットを置いて風量を変える |
| 4 | ○(正しい) | 負荷が小さいとき風量を絞れるので送風動力が減る |
選択肢1は変風量の長所を定風量の側に貼り付けた記述です。
定風量単一ダクト方式は、送る空気の量を一定にして温度を変えることで室温を調整します。風量が変えられないので、部屋を仕切り直したり機器を増やして熱負荷が増えたりすると、その部屋だけ能力が足りなくなります。
変風量単一ダクト方式は、室ごとに置いたVAVユニットで風量そのものを増減できます。負荷が増えた部屋は風量を増やせばよいので、間仕切りの変更や負荷の増加に対応しやすくなります。
選択肢2から4は、この違いから素直に出てくる特徴です。定風量は安定、変風量は融通と省エネという分かれ方で、1だけが逆を向いています。
間仕切りの変更や負荷の増加に対応しやすいのは、定風量方式と変風量方式のどちらか。
変風量方式です。室ごとに風量を増減できるので、負荷が増えた部屋だけ風量を増やせます。定風量方式は風量が固定なので対応しにくくなります。
変風量方式が搬送エネルギーを減らせるのはなぜか。
負荷が小さいときに風量を絞れるためです。送風機の動力は風量が減れば大きく下がるので、部分負荷での消費電力が減ります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月