令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.45は、事務所ビルにおける給気又は排気に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、給気口と排気口の配置の基本(汚れた空気を吸わせない・排気が戻らない)を問うものです。なかでも引っかけの核心は給気口の高さで、どこの空気が汚れているかを考えられるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 冷却塔の飛沫やレジオネラ属菌を吸い込まないよう離す |
| 2 | ○(正しい) | 近すぎると排気をそのまま吸い込む(ショートサーキット) |
| 3 | ○(正しい) | 煙突の排気が冷却塔に入ると水質が悪化するため十分に離す |
| 4 | ×(誤り) | 給気口は地上から離した高い位置に設ける。低いと排気ガスや塵埃を吸う |
選択肢4の「できるだけ低い位置に設ける」という記述が誤りで、給気口は高い位置に設けます。
給気口は、建物の中へ取り入れる空気の入口です。だから配置の考え方は1つで、できるだけきれいな空気を吸える場所を選ぶことです。
地上付近は、自動車の排気ガス・巻き上がった土埃・落ち葉が集まる高さです。低い位置に給気口を置くと、そういう空気をそのまま室内へ運びます。ですから地上から離した高い位置に設けます。
選択肢1から3も同じ考え方です。冷却塔の飛沫、自分が出した排気、煙突の煙。どれも吸わせたくないものなので、離すか向きをずらします。
事務所ビルの給気口は、高い位置と低い位置のどちらに設けるか。
地上から離した高い位置です。地上付近は自動車の排気ガスや土埃が多く、低い位置に置くとそれらを室内へ取り込んでしまうためです。
給気口を冷却塔から離すのはなぜか。
冷却塔から飛散する水の飛沫を吸い込まないためです。飛沫にはレジオネラ属菌が含まれるおそれがあり、室内へ持ち込むと健康被害につながります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月