令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.46は、給水設備に発生するウォーターハンマに関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、ウォーターハンマの基本(何が引き金になるか・大きさを決めるもの)を問うものです。なかでも引っかけの核心は常用圧力との関係の向きで、高いほうか低いほうかを言い切れるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 圧力上昇は流速に比例するため、速いほど生じやすい |
| 2 | ×(誤り) | 常用圧力が高いほど管にかかる最大圧力は大きい。向きが逆 |
| 3 | ○(正しい) | 水柱分離が起きると、再び水がぶつかるときに大きな圧力が出る |
| 4 | ○(正しい) | 水栓などで瞬間的に流れを止めたときに生じる |
選択肢2の「常用圧力が低い所で生じやすい」という記述が誤りで、常用圧力が高いほど管にかかる圧力は大きくなります。
ウォーターハンマは、流れていた水が急に止められたときに起こります。行き場を失った水の運動エネルギーが圧力に変わるためで、この圧力上昇は流速に比例します。
管が受ける最大の圧力は、もとの常用圧力にこの上昇分が上乗せされた値です。常用圧力が高いほど到達する圧力も高くなり、管や器具を傷めやすくなります。問題文は向きが逆です。
選択肢3の水柱分離は、いったん水が引いて空洞ができ、戻ってきた水がぶつかる現象です。ふつうの停止よりも大きな衝撃になるので、こちらも起きやすい場所として挙がります。
管内の常用圧力が高いと、ウォーターハンマはどうなるか。
管にかかる最大圧力が大きくなります。流速に比例した圧力上昇が、もとの常用圧力に上乗せされるためです。
水柱分離が起こりやすい配管部分でウォーターハンマが大きくなるのはなぜか。
いったん水が引いて空洞ができ、戻ってきた水が勢いよくぶつかるためです。ふつうに流れを止めた場合より大きな衝撃になります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月