令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.26は、コンセント専用の分岐回路における遮断器の定格電流と電線の太さの組合せに関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題は、解釈149-1表の対応を覚えているかを問うものです。なかでも引っかけの核心は50Aの行に40Aの値を置いていることで、表の1段ずれに気づけるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(誤っている記述)
> この論点をやさしく解説:分岐回路の電線の太さは何で決まるのか?過電流遮断器の定格電流ごとの最小サイズ
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 15A以下は直径1.6mm(解釈149-1表) |
| 2 | ○(正しい) | 20Aの配線用遮断器なら1.6mmでよい。2.0mmはそれより太い |
| 3 | ○(正しい) | 20A超30A以下は直径2.6mm。5.5mm2はこれより太い |
| 4 | ×(誤り) | 40A超50A以下は断面積14mm2。8mm2は1段下の40A用 |
選択肢4の「断面積8mm2とした」という記述が誤りで、50Aには14mm2が要ります。
解釈第149条の149-1表は、分岐回路を保護する過電流遮断器の定格電流ごとに、使える軟銅線の太さを決めています。30Aを超えると直径でなく断面積で表すようになります。
表の並びは、30A超40A以下が8mm2、40A超50A以下が14mm2です。問題文は50Aの回路に8mm2を当てており、1段下の値を持ってきています。
電線が細すぎると、遮断器が動作する前に電線のほうが発熱します。遮断器は電線を守るために付けるものなので、電線の許容電流が遮断器の定格を下回ってはいけません。
定格電流50Aの配線用遮断器で保護する分岐回路の電線は、どれだけの太さが要るか。
断面積14mm2の軟銅線です。解釈149-1表で40Aを超え50A以下の区分に定められています。8mm2は30Aを超え40A以下の値です。
分岐回路の電線の太さを遮断器の定格電流に応じて決めるのはなぜか。
遮断器は電線を守るために付けるからです。電線が細すぎると、遮断器が動作する前に電線が過熱し、被覆の劣化や火災につながります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月