令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.25は、光束法で事務室に必要なLED照明器具の台数を求める問題です。この問題では、4つの選択肢の中から、正しい値を選びます。
この問題は、光束法の式(N = EA / FUM)を使う計算問題です。なかでも核心は照明率と保守率をどちらも分母に置くことで、ここさえ合えばあとは掛けて割るだけです。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(40 台)
与えられた値を整理します。
面積 A = 18 × 16 = 288 m2
平均照度 E = 750 lx
1台の定格光束 F = 7,500 lm
照明率 U = 0.9、保守率 M = 0.8
光束法の式は N = E × A / (F × U × M) です。部屋に必要な光の総量を、器具1台が実際に届けられる光の量で割る、という形になっています。
まず分子を出します。
E × A = 750 × 288 = 216,000
次に分母を出します。定格光束に照明率と保守率を掛けると、1台が作業面へ実際に届ける光束になります。
F × U × M = 7,500 × 0.9 × 0.8 = 5,400
割ります。
N = 216,000 ÷ 5,400 = 40 台
選択肢2の「40 台」が正しい値ということです。
引っかけは天井高さ2.6mを使ってしまうことです。光束法の式に高さは入りません。また保守率を掛け忘れると7,500×0.9=6,750で216,000÷6,750=32台、照明率を掛け忘れると7,500×0.8=6,000で36台となり、どちらも選択肢にありません。
間口18m、奥行16mの室で平均照度750lx、定格光束7,500lm、照明率0.9、保守率0.8のとき、必要な器具の台数はいくらか。
N=750×288÷(7,500×0.9×0.8)=216,000÷5,400=40台です。面積は18×16=288 m2 で求めます。
光束法の式で、照明率と保守率はなぜ分母に置くのか。
器具が出した光のうち作業面に届く分だけを数えるためです。どちらも1より小さいので分母が小さくなり、必要な台数はそのぶん増えます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月