電気工事施工管理技士 独学ガイド|資格のT

  1. HOME
  2. 過去問
  3. > 令和8年度 No.22 分散型電源の解列箇所

令和8年度 1級電気工事施工管理技士 No.22を解説、解列箇所は4つ。変圧器保護用は無い

令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.22は、高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合の解列箇所に関する問題です。この問題では、4つのうち、定められていないものを選びます。

この問題のポイント

この問題は、解釈が列挙する解列箇所を覚えているかを問うものです。引っかけの核心は条文にある4つ目が何かで、母線連絡用遮断器を別の名前に差し替えた記述に気づけるかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(定められていないもの)

> この論点をやさしく解説:高調波の発生で分散型電源を解列するか?条文の3つに入っていない

> この論点をやさしく解説:単独運転と自立運転と逆充電は何が違うのか?分散型電源の用語を条文で分ける

各選択肢の正誤

選択肢 条文での扱い 解説
1 ○(定めあり) 解釈第229条第四号イ(イ)
2 ○(定めあり) 同(ロ)。これと同等の機能を有する装置でもよい
3 ○(定めあり) 同(ハ)
4 ×(定めなし) 4つ目は母線連絡用遮断器。変圧器保護用遮断器は条文に無い

条文が挙げるのは受電用・出力端・連絡用・母線連絡用の4つです。

選択肢4のポイント(ここが定められていない)

電気設備の技術基準の解釈第229条は、高圧連系時に異常時の解列を行う箇所として受電用遮断器、分散型電源の出力端に設置する遮断器、分散型電源の連絡用遮断器、母線連絡用遮断器の4つを挙げています。

いずれも分散型電源を系統から切り離す経路の上にある遮断器です。変圧器保護用遮断器は変圧器そのものを守るための機器で、解列の経路として列挙されていません。

なお低圧連系の第227条では、母線連絡用遮断器を除いた3つだけです。低圧の受電設備には母線を分ける構成が想定されないためで、高圧と特別高圧にだけ4つ目が付きます。

覚え方

  • 高圧の解列箇所は受電用・出力端・連絡用・母線連絡用の4つ
  • 低圧(第227条)は母線連絡用を除く3つ。高圧・特別高圧だけ4つ
  • どれも分散型電源を系統から切り離す経路の上にある遮断器
  • 解列とは電力系統から切り離すこと(解釈第220条第三号)

理解度チェック

Q.

高圧連系時に分散型電源を解列する箇所として、解釈が挙げるものを列挙せよ。

受電用遮断器、分散型電源の出力端に設置する遮断器(同等の機能を有する装置を含む)、分散型電源の連絡用遮断器、母線連絡用遮断器の4つです。第229条第四号イに定められています。

Q.

低圧連系と高圧連系で、解列箇所の数はどう違うか。

低圧は3つ、高圧と特別高圧は母線連絡用遮断器を加えた4つです。低圧の受電設備には母線を分ける構成が想定されないためです。

電気工事施工管理技士 過去問解説 一覧へ

参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午前の部)」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 正答肢」
  • 経済産業省「電気設備の技術基準の解釈」第220条(用語の定義)、第227条(低圧連系時の保護装置)、第229条(高圧連系時の保護装置)
T

無料・独学でまなぶ資格のT

T|運営・編集

電気工事施工管理技士の受検にむけて、過去問と用語を一次資料で確かめながら整理しています。

Topへ >>