令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.11は、照明の用語の説明に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、照明設計で使う4つの用語の定義を問うものです。なかでも引っかけの核心は照度均斉度が何と何の比かで、最大と最小を入れ替えた記述を見抜けるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 基準にするのは最小照度。「最大照度」は誤り |
| 2 | ○(正しい) | 室指数は作業面と照明器具の間の室部分の形状を表す数値 |
| 3 | ○(正しい) | 保守率は使用後の平均照度を新設時の平均照度で割った値 |
| 4 | ○(正しい) | 作業面は作業が行われる面として定義される照明施設の基準面 |
選択肢1の「最大照度の、平均照度に対する比」という記述が誤りです。
均斉度は、明るさのムラがどれだけ少ないかを表す指標です。値が1に近いほどムラが少なく、面のどこでも同じくらい明るいという意味になります。
ムラの程度を見るなら、いちばん困るのは暗いところが暗すぎることです。だから最小照度が平均に対してどれだけ確保されているかを見ます。最大照度を平均で割ると、ムラが大きいほど値が大きくなり、指標の向きが逆になってしまいます。
選択肢3の保守率も同じ形の比です。分子と分母のどちらが小さいほうかを意識すると、この手の入れ替えに気づけます。
照度均斉度は、何と何の比か。
ある面上の最小照度の、平均照度に対する比です。明るさのムラの少なさを見る指標なので、いちばん暗いところを基準にします。
保守率とは何を表す値か。
一定期間使用した後の平均照度を、新設時の平均照度で割った値です。ランプの光束低下や器具の汚れによる照度の落ち込みを見込むために使います。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月