電気工事施工管理技士 独学ガイド|資格のT

  1. HOME
  2. 過去問
  3. > 令和8年度 No.10 供給信頼度の向上対策

令和8年度 1級電気工事施工管理技士 No.10を解説、定期点検は軽負荷の時期に寄せる

令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.10は、電力系統の供給信頼度を高める対策に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題のポイント

この問題は、供給信頼度を高める考え方を問うものです。引っかけの核心は点検で機器を止めている間の余力で、いつ止めるかが信頼度に効くと分かっているかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

> この論点をやさしく解説:供給信頼度とは?多重化・連系・予備力など高める手段を整理

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 短時間で立ち上がる予備力があれば、急な供給力不足に応じられる
2 ○(正しい) 並列接続なら1台が停止しても残りで供給を続けられる
3 ○(正しい) 単機だと停止で全部止まる。2台なら半分は残る
4 ×(誤り) 点検は軽負荷の時期に寄せる。年間で平均化するのは逆

選択肢4の「負荷の軽重に関わらず、年間を通して平均化する」という記述が誤りです。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

定期点検の間、その機器は系統から外れます。点検中は供給できる能力がその分だけ減るので、いつ止めるかが信頼度を左右します。

電力の需要には季節の波があり、真夏や真冬に山が来ます。需要が多い時期に機器を止めれば余力が細り、事故が重なったとき供給が足りなくなります。だから点検は春や秋の軽負荷期に寄せます。

年間で平均化すると、需要の山の時期にも点検が入ることになります。作業量をならすには都合がよくても、信頼度を高める対策にはなりません。

覚え方

  • 点検は需要の谷に寄せる。平均化すると山の時期にも止まる
  • 信頼度を上げる基本は並列化と予備力。1台を大きくするより2台に分ける
  • 数分で立ち上がる予備力は、急な供給力不足に効く
  • 点検中は供給能力がその分だけ減ると考える

理解度チェック

Q.

機器の定期点検は、どの時期に計画するのが供給信頼度の面で望ましいか。

春や秋などの軽負荷期です。点検中はその機器の分だけ供給能力が減るため、需要の少ない時期に寄せて余力を確保します。

Q.

大容量の機器1台と、半分の容量の機器2台では、どちらが供給信頼度が高いか。

半分の容量を2台設けるほうが高くなります。1台が停止しても残りの1台で半分は供給を続けられるからです。

電気工事施工管理技士 過去問解説 一覧へ

参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午前の部)」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 正答肢」
T

無料・独学でまなぶ資格のT

T|運営・編集

電気工事施工管理技士の受検にむけて、過去問と用語を一次資料で確かめながら整理しています。

Topへ >>