令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.36は、誘導灯に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題は、誘導灯の基準の基本(非常電源の容量・客席誘導灯の照度・設置を省略できる条件・等級ごとの有効範囲)を問うものです。なかでも引っかけの核心はC級の通路誘導灯の有効範囲で、等級と種類の2つで表を引けるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(誤っている記述)
> この論点をやさしく解説:非常電源の容量とは?設備ごとの分数を条文の引き先で整理
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | この規模の事務所ビルなら、非常電源は20分間作動できる容量以上でよい |
| 2 | ○(正しい) | 客席誘導灯は客席内の通路の床面で水平面照度0.2lx以上とする |
| 3 | ○(正しい) | 避難階で見とおせる場合、避難口までの歩行距離20m以下なら省略できる |
| 4 | ×(誤り) | C級の通路誘導灯の有効範囲は10m。20mは通路誘導灯のA級の値 |
選択肢4の「C級の通路誘導灯は歩行距離20m以下」という記述が誤りで、C級の有効範囲は10mです。
誘導灯の有効範囲は、消防法施行規則第28条の3第2項第一号の表で決まっています。種類と等級の2つで引く表です。
通路誘導灯はA級20m・B級15m・C級10m。避難口誘導灯は別の欄で、C級は15mです。等級が下がるほど表示面が小さく暗くなるので、離れた場所からは見えません。だから有効範囲も短くなります。
問題文の20mは、同じ表の通路誘導灯A級の値です。等級を読み違えると引っかかります。
C級の通路誘導灯の有効範囲は、当該誘導灯までの歩行距離で何m以下か。
10m以下です。通路誘導灯はA級20m・B級15m・C級10mと決まっています。20mはA級の値です。
誘導灯を容易に見とおせない場合、有効範囲はどうなるか。
種類や等級にかかわらず、当該誘導灯までの歩行距離が10m以下となる範囲になります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月