令和6年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.39は、警報・呼出・表示・ナースコール設備に関する図記号と名称の組合せとして、「日本産業規格(JIS)」上、誤っているものを選ぶ問題です。
この問題は、押しボタンの図記号の外枠が何重かを見ているかを問うものです。押しボタンは四角1つの中に黒丸を描いた記号です。
選択肢1は四角が二重になっています。
正解:選択肢1(押しボタン)
| 選択肢 | 図の形 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 二重の四角に黒丸/押しボタン | 押しボタンは四角1つ。誤り |
| 2 | 四角の下に小さい丸/ベル | 正しい |
| 3 | 四角の上辺に斜め線/ブザー | 正しい |
| 4 | 市松模様/警報盤 | 正しい |
誤っているのは選択肢1です。
引っかけの核心は、中の黒丸が押しボタンらしく見えるので、外枠の数まで見ないところです。図記号は形の全部が意味を持ちます。線が1本増えれば別の記号です。
この問題は年度をまたいで、ほとんど同じ図が使われています。平成30年度 No.43では選択肢1に四角1つの中に黒丸を描いた図記号が「押しボタン」として置かれ、これは誤りとされませんでした(公表正答は4)。正しい押しボタンの記号は、外枠が1つです。
今回の選択肢1は、その外側にもう1つ四角が付いています。同じ黒丸でも、外枠が二重になれば押しボタンではありません。
残りの3つは、平成30年度 No.43と見比べると答えが出ます。
| 図の形 | 令和6年度の名称 | 平成30年度での扱い |
|---|---|---|
| 四角の下に小さい丸 | ベル | 同じ図でベル。誤りとされていない |
| 四角の上辺に斜め線 | ブザー | 同じ図でブザー。誤りとされていない |
| 市松模様 | 警報盤 | 同じ図を「表示器」とした選択肢が誤りとされた(公表正答4) |
市松模様の記号がとくに大事です。平成30年度ではこの図に「表示器」という名前が付いていて、それが誤りとされました。今回は「警報盤」という名前が付いていて、こちらは誤りではありません。つまり市松模様は警報盤の記号です。
図記号の問題は、細部を1つずつ確かめるしかありません。押しボタンなら中の丸が黒く塗られているか、外枠が何本か。ベルとブザーなら丸が下に付くか斜め線が上に付くか。名前と形の対応を、形の細かいところまで含めて覚えます。
押しボタンの図記号で外枠の四角は何本か。
1本です。四角1つの中に黒丸を描きます。外側にもう1つ四角が付いた形は押しボタンではありません。
市松模様の図記号は何を表すか。
警報盤です。平成30年度の問題では、同じ図に「表示器」と名前を付けた選択肢が誤りとされました。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月