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令和4年度 1級電気工事施工管理技士 No.82を解説、検査は20日、支払は1月

令和4年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.82は、元請負人となった特定建設業者の義務に関する記述として、「建設業法」上、不適当なものを選ぶ問題です。下請契約の請負代金の総額は1億円という条件が付いています。

この問題のポイント

この問題は、検査と支払で期限が違うことを分かっているかを問うものです。検査は20日以内、支払は1月以内です。

どちらも25日目という同じ日で問われています。

正解:選択肢1(通知を受けた日から25日目に検査を完了した)

各選択肢の正誤

選択肢 内容 解説
1 完成の通知から25日目に検査を完了 不適当。20日以内
2 工程の細目を定める前に下請負人の意見をきいた 適当
3 施工体制台帳を作成し工事現場ごとに備え置いた 適当
4 支払を受けた日から25日目に下請代金を支払った 適当。1月以内

不適当なのは選択肢1です。

選択肢1のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、選択肢1と選択肢4がどちらも「25日目」で、片方だけが違反なところです。同じ日数を2か所に置いて、期限の違いを覚えているかだけを見ています。

起算日 期限
第24条の4
検査
完成の通知を受けた日 20日以内で、かつできる限り短い期間内
第24条の3
下請代金の支払
支払を受けた日 1月以内で、かつできる限り短い期間内

25日目は、検査では20日を5日超えているので違反です。支払では1月に収まるので問題ありません。

どちらの条文にも「かつ、できる限り短い期間内に」が付いています。上限いっぱいまで待ってよいという意味ではありません。

この2つは下請を待たせないための決まりです。検査が終わらないと引渡しができず、引渡しが済まないと代金の請求も進みません。だから検査のほうが短く切られています。

選択肢2は第24条の2です。工程の細目や作業方法を決めるのは元請ですが、決める前に下請の意見をきくことが求められます。実際に作業するのは下請だからです。

選択肢3の施工体制台帳は第24条の8です。下請負人の商号、工事の内容、工期などを記載し、工事現場ごとに備え置きます。誰がどの部分を施工しているかを現場で分かるようにするためです。

覚え方

  • 検査は通知から20日以内、下請代金の支払は支払を受けてから1月以内
  • どちらも「かつ、できる限り短い期間内に」が付く
  • 工程の細目を定める前に下請負人の意見をきく。台帳は現場ごとに備え置く

理解度チェック

Q.

下請負人から工事完成の通知を受けたら、いつまでに検査を完了するか。

通知を受けた日から20日以内で、かつできる限り短い期間内です。25日目では違反になります。

Q.

出来形部分に対する支払を受けたとき、下請代金はいつまでに支払うか。

支払を受けた日から1月以内で、かつできる限り短い期間内です。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午後の部)」「同 正答肢」
  • 建設業法 第24条の2(下請負人の意見の聴取)、第24条の3(下請代金の支払)、第24条の4(検査及び引渡し)、第24条の8(施工体制台帳及び施工体系図の作成等)
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