電気工事施工管理技士 独学ガイド|資格のT

  1. HOME
  2. 過去問
  3. > 令和4年度 1級 No.59 法令に基づく申請書等

令和4年度 1級電気工事施工管理技士 No.59を解説、使用は警察・占用は道路管理者

令和4年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.59は、法令に基づく申請書等に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。応用能力問題なので選択肢が5つあります。

この問題のポイント

この問題は、道路の許可が2つに分かれていることを分かっているかを問うものです。道路使用許可は警察署長、道路占用許可は道路管理者です

提出先が入れ替えられています。

正解:選択肢1(道路使用許可申請書を道路管理者に提出したとした記述)

各選択肢の正誤

選択肢 書類 解説
1 道路使用許可申請書 不適当。提出先は警察署長
2 消防用設備等設置届出書 適当。完了日から4日以内
3 危険物貯蔵所設置許可申請書 適当。重油5,000Lは指定数量以上
4 主任技術者選任届出書 適当。産業保安監督部長へ
5 保安規程届出書 適当。産業保安監督部長へ

最も不適当なのは選択肢1です。

選択肢1のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、道路のことなので道路管理者へ出すのが自然に思えるところです。道路には使用と占用という別々の許可があり、出す先も根拠になる法律も違います。

許可 根拠 提出先 中身
道路使用許可 道路交通法 警察署長 一時的に道路を使う。工事車両やクレーンの据付
道路占用許可 道路法 道路管理者 継続して道路に物を置く。電柱や地中管路

分け方は交通の安全を見るのが警察、道路という財産を見るのが道路管理者です。ラフタークレーンを道路に据えるのは一時的な使用なので、警察署長の許可になります。

電柱を立てたり地中に管路を埋めたりする場合は両方の許可が要ります。道路に物を置き続けるので占用、工事のあいだ道路を使うので使用です。

選択肢2の消防用設備等設置届出書は、工事が完了した日から4日以内に消防長または消防署長へ届け出ます。届出後に検査を受けます。

選択肢3は、重油が第4類の第3石油類で指定数量2,000Lなので、5,000Lはその2.5倍です。指定数量以上なので設置許可が要ります。

選択肢4と5は電気事業法の届出です。主任技術者の選任も保安規程も、自家用電気工作物を使い始める前に産業保安監督部長へ届け出ます。

覚え方

  • 道路使用許可=道路交通法・警察署長。道路占用許可=道路法・道路管理者
  • 分け方は交通の安全か、道路という財産か
  • 電柱や地中管路は両方の許可が要る

理解度チェック

Q.

道路使用許可申請書はどこに提出するか。

警察署長です。道路交通法に基づくもので、交通の安全を見る立場だからです。道路管理者に出すのは道路法に基づく道路占用許可申請書です。

Q.

電柱を道路に立てるとき、必要な許可はどちらか。

両方です。道路に物を置き続けるので占用許可、工事のあいだ道路を使うので使用許可が要ります。

電気工事施工管理技士 過去問解説 一覧へ

参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午後の部)」「同 正答肢」
  • 道路交通法 第77条、道路法 第32条
T

無料・独学でまなぶ資格のT

T|運営・編集

電気工事施工管理技士の受検にむけて、過去問と用語を一次資料で確かめながら整理しています。

Topへ >>