令和4年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.49は、図に示す遠心ポンプの特性曲線において、軸動力曲線を示す記号を選ぶ問題です。
この問題は、3つの曲線の形をそれぞれ覚えているかを問うものです。軸動力は吐出し量とともに緩やかに増える線です。
右下がりでも山なりでもありません。
正解:選択肢1(A)
| 選択肢 | 記号 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | A | 正しい。緩やかに右上がり |
| 2 | B | 山なりの形。効率曲線 |
| 3 | C | 原点から急に立ち上がる線 |
| 4 | D | 右下がりの線。揚程曲線 |
正しいのは選択肢1です。
3つの曲線は形が違うので、見た目で見分けられます。それぞれが何を表すか、意味から考えると覚えやすくなります。
| 曲線 | 形 | なぜその形になるか |
|---|---|---|
| 揚程曲線(D) | 右下がり | たくさん流すほど、持ち上げられる高さは下がる |
| 効率曲線(B) | 山なり | 設計点で最も効率がよく、そこから離れると落ちる |
| 軸動力曲線(A) | 緩やかに右上がり | たくさん流すほど必要な動力が増える |
軸動力が右上がりになるのは、流す量が増えれば仕事が増えるという当たり前の関係からです。ただし揚程が下がっていくので、増え方は緩やかになります。
効率が山なりになるのは、流量が少なすぎても多すぎても損失が増えるためです。設計した流量の付近でいちばん効率がよくなります。
揚程が右下がりなのは、たくさんの水を送ろうとすると羽根車が水に与えられる圧力が下がるからです。締切運転(吐出し量0)のときにいちばん高くなります。
迷ったら締切運転を考えます。吐出し量が0のとき、揚程は最大、効率は0、軸動力は0ではなく一定の値が残ります。この3点でどの曲線かが分かります。
実際のポンプ選定では、配管の抵抗曲線と揚程曲線の交点が運転点になります。その運転点が効率曲線の山の近くに来るようにポンプを選びます。
遠心ポンプの軸動力曲線はどんな形か。
吐出し量とともに緩やかに右上がりになります。流す量が増えれば必要な動力も増えるためです。
効率曲線が山なりになるのはなぜか。
流量が少なすぎても多すぎても損失が増えるためです。設計した流量の付近で最も効率がよくなります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月