平成28年度 地質調査技士 現場技術・管理部門 No.11を解説、プロポーザルの技術提案書
平成28年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 No.11は、国土交通省のプロポーザル方式における技術提案書の必要記載事項に関する問題です。この問題では、4つのうち最も不適当なものを1つ選びます。
この問題のポイント
プロポーザル方式は、価格でなく技術力で受託者を選ぶ発注方式です。
だから技術提案書には、どう業務を進めるかを書きます。
実施方針・実施フロー・業務工程表などです。
引っかけの核心は1点、予定技術者の学歴は記載事項でないという点です。技術提案書で見るのは業務の進め方であって、技術者の学歴ではありません。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 記載事項 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 実施方針 | ○(業務の進め方) |
| 2 | 予定技術者の学歴 | ×(誤り) 正答。学歴は記載事項でない |
| 3 | 実施フロー | ○(作業の流れ) |
| 4 | 業務工程表 | ○(工程の予定) |
選択肢1・3・4は、どう業務を進めるかを示す記載事項です。選択肢2の予定技術者の学歴だけが、技術提案書の記載事項ではありません。
選択肢2のポイント(ここが誤り)
技術提案書は、その業務をどう進めるかの技術力を見るものです。実施方針で考え方を、実施フローで作業の流れを、業務工程表で工程の予定を示します。
選択肢2の予定技術者の学歴は、技術提案書の必要記載事項ではありません。業務の進め方の中身を評価するのがプロポーザル方式で、技術者の学歴で優劣を決めるわけではありません。
選択肢2は、技術提案書の記載事項として最も不適当です。見るのは業務の進め方、学歴ではないと押さえます。
覚え方
- プロポーザルの技術提案書=実施方針・実施フロー・業務工程表(業務の進め方)
- 予定技術者の学歴を記載事項に混ぜたら引っかけ
- プロポーザルは価格でなく技術力で選ぶ発注方式
理解度チェック
問題:プロポーザル方式の技術提案書には、予定技術者の学歴を記載する。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
技術提案書に書くのは実施方針・実施フロー・業務工程表などです。予定技術者の学歴は記載事項ではありません。
問題:プロポーザル方式は、価格でなく技術力で受託者を選ぶ発注方式である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
プロポーザル方式は、技術提案の内容(技術力)で受託者を選びます。価格で選ぶのは価格競争方式です。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「平成28年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 試験問題」
- 国土交通省「建設コンサルタント業務等におけるプロポーザル方式及び総合評価落札方式の運用ガイドライン」(技術提案書の記載事項)
※ 発注方式の詳細は、最新の国土交通省のガイドラインで確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月