ボーリング作業の安全管理とは?巻揚装置・ワイヤ・機長の禁止事項
ちしつモグラ
ボーリングの安全管理って何に気をつけるの?巻揚装置のワイヤって何を確認するの?
この記事の要点
- ボーリングの現場で、転落・崩壊・感電・巻き込みなどを防ぐ管理。全地連のボーリング作業のための安全手帳が基本。
- 引っかけの核心=機長は巻揚装置に荷重をかけたまま運転位置を離れてはならない。乱巻きのワイヤに荷重をかけてもいけない。
- ボーリングマシンの運転には、労働安全衛生規則で一定の合図を決める。
ボーリング作業の安全管理とは、地質調査の現場で、作業者の転落・地山の崩壊・感電・機械への巻き込みなどを防ぐための管理です。
全国地質調査業協会連合会(全地連)の「ボーリング作業のための安全手帳」が現場の基本になります。
試験では、巻揚装置やワイヤの扱い、マシンの運転、足場の手すりなどが問われます。
ボーリング作業の主な安全管理項目
とくに巻揚装置とワイヤ、マシンの運転に関する決まりが問われます。
| 項目 | 決まり |
|---|---|
| 機長の運転位置 | 巻揚装置に荷重をかけたままの状態で運転位置を離れてはならない |
| 巻揚げ用ワイヤ | 乱巻きとなっているワイヤに荷重をかけてはならない |
| マシンの運転 | 労働安全衛生規則で、一定の合図を決めることが定められている |
| 使用機器の点検 | 作業開始前に点検を行う |
| 足場(高さ2m以上) | 高さ85cm以上の手すり(中さんを付ける)を設ける |
このうち、機長が巻揚装置に荷重をかけたまま運転位置を離れること、乱巻きのワイヤに荷重をかけることは禁止です。これらを「してよい」とする記述が引っかけになります。
現場の一般的な安全
巻揚装置のほかにも、現場では次のような安全を確保します。
掘削孔への転落防止(養生・柵・表示)、地山の崩壊防止、感電防止、深い孔やピット内での酸素欠乏への注意などです。
高所作業では、足場の手すりや作業主任者の選任といった労働安全衛生のルールに従います。
間違えやすい:巻揚装置の禁止事項
機長は、巻揚装置に荷重をかけたまま運転位置を離れてはいけません。
また、乱巻きのワイヤに荷重をかけるのも禁止です。
「荷重をかけたまま離れてよい」「乱巻きでも荷重をかけてよい」とするのが定番の引っかけです。
理解度チェック
問題:機長は、巻揚装置に荷重をかけたままの状態で運転位置を離れてもよい。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
機長は、巻揚装置に荷重をかけたままの状態で運転位置を離れてはなりません。荷重をかけたまま離れると、機械の暴走や落下の危険があります。
問題:ボーリングマシンの運転にあたっては、労働安全衛生規則で一定の合図を決めることが定められている。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
マシンの運転には一定の合図を決めることが労働安全衛生規則で定められています。合図で作業者どうしの意思を確実に伝えます。
機長は巻揚装置に荷重をかけたまま運転位置を離れない、乱巻きワイヤに荷重をかけない、運転は合図を決める。ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「ボーリング作業のための安全手帳」/労働安全衛生規則
- 全地連 地質調査技士検定試験(h28 現場技術・管理部門 No.94・No.95 ほか)
※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。安全のルールは最新の安全手帳・規則で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月