地質調査技士 独学ノート

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火山現象は過去問でどう問われる?主な火山現象と火砕流の引っかけ

ちしつモグラ

ちしつモグラ

火山現象って噴石とか火砕流とか…液状化や地すべりも火山現象に入るの?

この記事の要点

  • 火山現象は、火山の活動で起こる災害の要因。主な火山現象は噴石・火砕流・融雪型火山泥流・溶岩流・火山灰・火山ガス
  • 問われ方は「主な火山現象に含まれるもの・含まれないもの」「火砕流の性質」に集約できる。
  • 最頻の引っかけ=液状化・崩壊・地すべりを火山現象に混ぜること。これらは地震や斜面の現象で、火山現象ではない。

火山現象は、火山の活動によって起こる災害の要因(噴石・火砕流・溶岩流など)です。地震や斜面の災害と混ぜる引っかけが多いので、過去問での出方を見ていきます。

過去問でどう問われるか?

気象庁が示す主な火山現象は、現場調査・現場技術管理の両部門でくり返し出ています。まず、何が火山現象かを押さえます。

主な火山現象は、大きな噴石・火砕流・融雪型火山泥流・溶岩流・小さな噴石や火山灰・火山ガスです。火砕流は、マグマ起源の高温のガスや固形物が高速で流れ下る火山噴出物です液状化や崩壊・地すべりは、火山現象ではありません。

これらをふまえると、引っかけは大きく2パターンです。

  • 火山現象でないものを混ぜる……液状化や崩壊・地すべりは火山現象ではない(地震や斜面の現象)
  • 火砕流の性質を取り違える……火砕流はマグマ起源の高温のガス・固形物が高速で流れ下る(低温でゆっくり流れるのではない)
年度・No.問われ方/引っかけ
R04 現場調査 No.10
(/現技管 No.19)
主な火山現象に「液状化」を入れた → 液状化は地震による地盤の現象で火山現象でない ←①火山現象でない
R06 現場調査 No.10主な火山現象の穴埋めで崩壊・がけ崩れ・地すべりを混ぜた → これらは含まれない(火砕流が入る) ←①火山現象でない
h30 現場調査 No.94火砕流を「マグマ起源の高温のガス・固形物が流出する火山噴出物」とした=正しい記述 ←②火砕流の性質

※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。上の行のうち、該当する過去問解説にリンクしています。

つまり主な火山現象は噴石・火砕流・泥流・溶岩流・火山灰・火山ガスで、液状化や地すべりは含まれないが核心です。

理解度チェック

問題:液状化は、災害の要因となる主な火山現象の一つである。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

液状化は地震による地盤の現象で、火山現象ではありません(R04現場調査No.10)。

問題:火砕流は、マグマ起源の高温のガスや固形物が高速で流れ下る火山噴出物である。

〇か×か。

答えを見る

答え:

高温のガス体・熔融体・固形物が混じって高速で流れ下ります(h30現場調査No.94)。

問われるのは、主な火山現象に含まれるもの・含まれないものと、火砕流の性質の2点。ここを押さえれば、火山現象の問題は落としません。

出典・参考資料

  • 気象庁「火山災害」ほか(主な火山現象=噴石・火砕流・融雪型火山泥流・溶岩流・火山灰・火山ガス)/産業技術総合研究所 地質調査総合センター(火砕流の性質)。火山現象の分類は一次資料で確認。
  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)地質調査技士検定試験(平成29年度・R04・R06・平成30年度 ほか 火山現象関連問題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。

※ 各設問の「問われ方」と引っかけを自分の言葉でまとめています。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

▼過去問解説▼

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