地質調査技士 独学ノート

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崖錐堆積物とは?未固結でルーズな斜面の堆積物と基盤との境界

ちしつモグラ

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崖錐堆積物と基盤の境界って不整合なの?災害とはどう関係するの?

この記事の要点

  • 崖や急斜面の下に、崩れ落ちた岩くずや土砂がたまった半円錐状の堆積物。
  • 角ばった礫が多く未固結でルーズ、すき間が多いので透水性が大きい
  • 引っかけの核心=基盤との境界は整合ではない。あとから基盤の上に乗ったもので、境界に地下水が流れて地すべりの素因になる。

崖錐堆積物(がいすいたいせきぶつ)とは、崖や急斜面から崩れ落ちた岩くず・土砂が、ふもとに半円錐状にたまった堆積物です。

粒は角ばっていて、固まっておらず(未固結)ルーズな状態です。

すき間が多いため透水性が大きく、雨水や表面水を地下に通しやすいのが特徴です。

崖錐堆積物のイラスト。崖(急斜面)の下に、崩れ落ちた角ばった礫が半円錐状にルーズにたまる。基盤との境界は整合ではなく、そこを地下水が流れてすべり面になりやすい。
崖錐堆積物のイメージ。崖(急斜面)から崩れ落ちた角ばった礫が、ふもとに半円錐状にルーズにたまる(未固結・透水性大)。基盤との境界は整合ではなく、そこを地下水が流れてすべり面になりやすい。※実物写真をもとにした説明用イラスト。

基盤との境界は「整合」ではない

崖錐堆積物は、もとからあった基盤の岩盤の上に、あとから崩れた土砂が乗ってできたものです。

そのため、基盤との境界は連続的に積み重なった整合の関係ではありません。

境界には地下水が流れやすく、粘土層をはさむとそこがすべり面になって地すべりが起こることがあります。

間違えやすい:整合 と 不整合

整合は、地層が連続して途切れずに積み重なった関係です。

崖錐堆積物と基盤の境界は、あとから乗った関係なので整合ではありません

「崖錐堆積物は基盤との境界が整合関係にある」とするのが引っかけです。

崖錐堆積物と災害

崖錐堆積物は未固結でルーズなので、斜面の災害の原因になりやすい地形です。移動の形には、落石・斜面崩壊・地すべり・クリープ(ゆっくりした移動)など、さまざまなタイプがあります。

理解度チェック

問題:崖錐堆積物は、基盤との境界が整合関係にある。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

崖錐堆積物は、あとから基盤の上に乗ったもので、境界は整合ではありません。境界に地下水が流れて地すべりの素因になります。

問題:崖錐堆積物は未固結でルーズなため、透水性が大きい。

〇か×か。

答えを見る

答え:

角ばった礫ですき間が多いので、透水性が大きく、水を地下に通しやすい性質です。

崖錐堆積物は未固結でルーズ・透水性が大きく、基盤との境界は整合ではない。ここが出題の中心です。

出典・参考資料

  • 産総研 地質調査総合センター 地質用語解説/斜面防災対策技術協会ほか。崖錐堆積物の性状は一次資料で確認。
  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)地質調査技士検定試験(R01 現場調査部門 No.93/現場技術・管理部門 No.47 ほか)。正答は全地連公開の正答番号で照合。

※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。性状・分類は最新の一次資料で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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