令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.21は、道路のアスファルト舗装の破損に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当なものを1つ選びます。
舗装の破損は、名称と現れ方が一対一で対応します。
問われるのは、わだち掘れが縦断方向と横断方向のどちらの凹凸かです。
引っかけは、4つの名称と定義をまとめて入れ替える形で作られています。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(最も適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ 道路縦断方向の凹凸は、不定形に生じる比較的短いひび割れで主に表層に生じる | ×(誤り) | これはヘアクラックの説明。縦断方向の凹凸は延長方向に比較的長い波長で生じる路面の凹凸 |
| ⑵ ヘアクラックは、長く生じるひび割れで路盤の支持力が不均一な場合や舗装の継目に生じる | ×(誤り) | これは線状ひび割れの説明 |
| ⑶ わだち掘れは、道路横断方向の凹凸で車両の通過位置が同じところに生じる | ○(正しい) | 車輪の通る位置が横断方向にへこむ |
| ⑷ 線状ひび割れは、道路の延長方向に比較的長い波長でどこにでも生じる | ×(誤り) | これは縦断方向の凹凸の説明 |
わだち掘れは、車輪が同じところを通り続けることで、その位置の舗装がへこむ破損です。
道路を横切る向きに断面を見ると、車輪の通る位置だけが低くなった凹凸として現れます。
わだち掘れが道路横断方向の凹凸であるという⑶が正しい記述です。
残る3つは定義が入れ替わっています。⑴はヘアクラック、⑵は線状ひび割れ、⑷は縦断方向の凹凸の説明です。
縦断方向か横断方向か、ひび割れか凹凸かの2軸で整理すると混乱しません。
この問題に出た破損を、向きと種類で並べると次のとおりです。
| 破損 | 種類 | 現れ方 |
|---|---|---|
| わだち掘れ | 凹凸 | 道路横断方向。車両の通過位置が同じところ |
| 縦断方向の凹凸 | 凹凸 | 道路の延長方向に比較的長い波長で、どこにでも生じる |
| ヘアクラック | ひび割れ | 不定形で比較的短い。主に表層に生じる |
| 線状ひび割れ | ひび割れ | 長く生じる。路盤の支持力が不均一な場合や継目 |
凹凸2つとひび割れ2つですが、それぞれ横断・縦断/短い・長いで分かれます。
問題:わだち掘れは、道路横断方向の凹凸で、車両の通過位置が同じところに生じる。
〇か×か。
答え:〇
車輪の通る位置だけが低くなります。
問題:ヘアクラックは、長く生じるひび割れで、舗装の継目に生じる。
〇か×か。
答え:×
それは線状ひび割れです。ヘアクラックは不定形で比較的短いひび割れです。
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出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。破損の分類と定義は標準的な内容で、最新の要領・便覧で確認してください。
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