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令和4年度(前期)2級土木施工管理技士 No.20を解説、アスファルト舗装の施工

令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.20は、道路のアスファルト舗装の施工に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

舗設前に塗る乳剤は、どこに塗るかで名前が変わります。

問われるのは、継目や構造物との接触面に塗るのがどちらかです。

引っかけは、プライムコートとタックコートを入れ替える形で作られています。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
⑴ 舗設する前は、路盤又は基層表面のごみ、泥、浮き石等を取り除く○(正しい)異物が残ると層間の付着が悪くなる
⑵ 現場に到着した混合物は、ただちにアスファルトフィニッシャ又は人力により均一に敷き均す○(正しい)温度が下がる前に速やかに敷き均す
⑶ 敷均し終了後は、継目転圧、初転圧、二次転圧及び仕上げ転圧の順に締め固める○(正しい)継目を先に締めてから面を転圧する
⑷ 継目の施工は、継目又は構造物との接触面にプライムコートを施工後、舗設し密着させる×(誤り)継目や構造物との接触面に施すのはタックコート。プライムコートは路盤の上に施す

選択肢4のポイント(ここが誤り)

プライムコートは、路盤の仕上がり面に散布する乳剤です。

路盤とその上のアスファルト混合物をなじませ、路盤からの水分の蒸発を抑え、降雨による洗掘を防ぎます。

継目や構造物との接触面に施すのはタックコートで、プライムコートとする⑷は塗る場所が違います

タックコートは、すでにあるアスファルト層や構造物と新しい混合物とを接着させるための乳剤です。

⑴〜⑶の清掃、速やかな敷均し、転圧の順序は、いずれも正しい記述です。

2つの乳剤と転圧の順序

乳剤の使い分けと、転圧の順序を整理すると次のとおりです。

項目内容
プライムコート路盤の上に散布。路盤と混合物をなじませ、水分蒸発と洗掘を防ぐ
タックコート既設のアスファルト層・基層・構造物との接触面に散布。新旧を接着する
転圧の順序継目転圧 → 初転圧 → 二次転圧 → 仕上げ転圧

下から上へ塗るのがプライム、層と層をくっつけるのがタックと覚えます。

覚え方

  • プライムコートは路盤の上、タックコートは層間・構造物との接触面
  • 転圧は継目転圧→初転圧→二次転圧→仕上げ転圧の順
  • 舗設前に路盤・基層表面のごみ、泥、浮き石を取り除く
  • 到着した混合物はただちに均一に敷き均す

理解度チェック

問題:継目や構造物との接触面には、プライムコートを施工してから舗設する。

〇か×か。

答え:×

タックコートを施します。プライムコートは路盤の上に散布します。

問題:敷均し終了後は、継目転圧、初転圧、二次転圧、仕上げ転圧の順に締め固める。

〇か×か。

答え:

継目を先に締めてから面を転圧します。

令和4年度(前期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和4年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題・正答肢」
  • アスファルト舗装の施工:舗装施工便覧(日本道路協会)

※ 問題文は転載していません。施工手順と乳剤の使い分けは標準的な内容で、最新の便覧で確認してください。

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