令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.6は、コンクリートを棒状バイブレータで締め固める場合の留意点に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。
バイブレータは、入れるときと抜くときで扱いが変わります。
問われるのは、引き抜くときにすばやく抜くかゆっくり抜くかです。
引っかけは、その速さを逆にする形で作られています。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(最も適当でない記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ 挿入時間の目安は、一般には5〜15秒程度である | ○(正しい) | 長すぎると材料分離を起こす |
| ⑵ 挿入間隔は、一般に50cm以下にする | ○(正しい) | 振動の届く範囲が重なるようにする |
| ⑶ コンクリートに穴が残らないように、すばやく引き抜く | ×(誤り) | すばやく抜くと穴が残る。穴が塞がるようにゆっくり引き抜く |
| ⑷ コンクリートを横移動させる目的では用いない | ○(正しい) | 横移動させると材料分離する |
バイブレータを抜くとき、コンクリートは振動でやわらかくなっています。
ゆっくり引き上げれば、抜けたあとの空間に周りのコンクリートが流れ込んで穴が塞がります。
穴が残らないようにするにはゆっくり引き抜くのが正しく、「すばやく引き抜く」とする⑶は逆です。
すばやく抜くと、周りのコンクリートが流れ込む前に振動が止まり、そのまま空洞が残ります。
⑴の挿入時間、⑵の挿入間隔、⑷の横移動の禁止は、いずれも正しい記述です。
締固めの手順を、場面ごとに並べると次のとおりです。
| 場面 | 正しい扱い | 理由 |
|---|---|---|
| 挿入間隔 | 50cm以下 | 振動の届く範囲を重ねる |
| 挿入の深さ | 下層に10cm程度挿し込む | 上下層を一体化する |
| 挿入時間 | 5〜15秒程度 | 長すぎると材料分離する |
| 引き抜き | ゆっくり引き抜く | 穴を塞ぐ |
| 横移動 | 行わない | 材料分離を起こす |
長すぎる振動と横移動は、どちらも材料分離につながります。
問題:棒状バイブレータは、コンクリートに穴が残らないようにすばやく引き抜く。
〇か×か。
答え:×
ゆっくり引き抜きます。すばやく抜くと穴が残ります。
問題:棒状バイブレータは、コンクリートを横移動させる目的では用いない。
〇か×か。
答え:〇
横移動させると材料分離を起こします。
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出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。挿入時間・間隔の目安は標準的な内容で、最新の示方書で確認してください。
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