令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.31は、下水道管渠の接合方式に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。
接合方式は、どこを一致させるかで名前が決まります。
問われるのは、水面接合が一致させるものです。
引っかけは、水面接合に管中心接合の定義を付ける形で作られています。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も適当でない記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ 水面接合は、管渠の中心を接合部で一致させる方式である | ×(誤り) | 中心を一致させるのは管中心接合。水面接合は概ね計画水位を一致させる |
| ⑵ 管頂接合は、流水は円滑ですが、下流ほど深い掘削が必要となる | ○(正しい) | 管の頂部を揃えるため下流ほど深くなる |
| ⑶ 管底接合は、接合部の上流側の水位が高くなり、圧力管となるおそれがある | ○(正しい) | 管の底を揃えるため上流側の水位が上がる |
| ⑷ 段差接合は、マンホールの間隔等を考慮しながら、階段状に接続する方式である | ○(正しい) | 急な地表勾配に段差で対応する |
水面接合は、上流側と下流側の概ね計画水位を接合部で一致させる方式です。
水理学的にはもっとも合理的とされ、流れの乱れが小さく抑えられます。
管渠の中心を接合部で一致させるのは管中心接合であって、水面接合ではありません。
管中心接合は水面接合と管底接合の中間にあたる方式で、名前のとおり管の中心を揃えます。
⑵の管頂接合、⑶の管底接合、⑷の段差接合は、いずれも正しい記述です。
接合方式は一致させる位置で並べると覚えやすくなります。
| 方式 | 一致させるもの | 特徴 |
|---|---|---|
| 水面接合 | 概ね計画水位 | 水理学的にもっとも合理的 |
| 管頂接合 | 管の頂部 | 流水は円滑。下流ほど深い掘削が必要 |
| 管中心接合 | 管の中心 | 水面接合と管底接合の中間 |
| 管底接合 | 管の底部 | 掘削深さは浅いが上流側の水位が上がる |
| 段差接合・階段接合 | (段差で対応) | 地表勾配が急な場合に用いる |
上から順に、掘削は浅くなり、水理条件は不利になります。
問題:水面接合は、管渠の中心を接合部で一致させる方式である。
〇か×か。
答え:×
中心を一致させるのは管中心接合です。水面接合は概ね計画水位を一致させます。
問題:管頂接合は、流水は円滑ですが、下流ほど深い掘削が必要となる。
〇か×か。
答え:〇
管の頂部を揃えるため、下流にいくほど深くなります。
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出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。接合方式の定義は下水道施設の設計指針で確認してください。
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