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令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.7を解説、表面に寄る・周波数で強まる

令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.7は、送電線の表皮効果に関する文章の空欄に当てはまる語句の組合せを選ぶ問題です。「導体に交流電流が流れるとき、導体のアに近いほど電流が多く流れる。この現象はイが高くなるほど大きくなる。」の2か所を埋めます。

この問題のポイント

この問題は、表皮効果という言葉の中身をそのまま問うものです。空欄アは電流が寄る場所、空欄イは効果を強める量で、選択肢は表面か中心か、周波数か電圧かの組合せになっています。

核心は用語の名前がそのまま答えになっていることで、「表皮」は導体の外側の皮を指します。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(ア=表面、イ=周波数)

各選択肢の正誤

選択肢 ア/イ 解説
1 表面/周波数 どちらも正しい。電流は表面に寄り、周波数が高いほど強まる
2 表面/電圧 アは合っているが、効果を強めるのは電圧ではない
3 中心/周波数 イは合っているが、電流が寄るのは中心ではない
4 中心/電圧 どちらも誤り

アで2つに絞り、イでもう1つ絞ると選択肢1が残ります。

選択肢1のポイント(ここが答え)

導体に交流が流れると、導体の内部にも磁束ができます。この磁束は電流の変化を妨げる向きに働くので、導体の中心ほど電流が流れにくくなります。行き場を失った電流は外側へ押し出され、結果として表面に近いほど多く流れます。これが表皮効果です。

磁束の変化が急なほど妨げる力も強くなるので、この偏りは周波数が高くなるほど大きくなります。電圧の高さは電流の分布に直接は効きません。

表皮効果が強くなると、電流が流れる断面が実質的に狭くなり、交流での抵抗が直流のときより大きくなります。送電線を1本の太い電線にせず、細い電線を何本か束ねる多導体方式が使われるのは、表面積を増やしてこの影響を抑える狙いもあります。

覚え方

  • 表皮効果は電流が表面に寄る現象。名前がそのまま中身
  • 強さを決めるのは周波数。高いほど偏りが大きい
  • 電流の通る断面が狭まるので、交流の抵抗は直流より大きくなる

理解度チェック

Q.

表皮効果で電流はどこに寄るか。また何が高いほど強くなるか。

導体の表面に寄り、周波数が高くなるほど強くなります。導体内部にできる磁束が中心の電流を妨げるためです。

Q.

表皮効果があると抵抗はどうなるか。

電流が流れる断面が実質的に狭くなるため、交流での抵抗は直流のときより大きくなります。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)正答肢」
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