令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.42は、建設工事における工程管理に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、工程の見直しをいつ行うかを分かっているかを問うものです。変更が分かった時点で、その都度見直します。
誤りの肢は、見直しを先送りする理由を書いています。
正解:選択肢1(変更工程が全てそろってから見直す)
| 選択肢 | 内容 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 全てそろってから見直す | その都度見直す。待つと手遅れになる。不適当 |
| 2 | クリティカルパスは重点管理 | 遅れが直接工期に響く。適当 |
| 3 | 完了予定日から逆算 | バックワードの考え方。適当 |
| 4 | 工程表で進捗を確認 | 工程表の本来の役目。適当 |
最も不適当なのは選択肢1です。
建設現場では、電気・空調・衛生など複数の業者が同じ場所で作業します。どこか1つが遅れると、その後に入る業者が待たされます。
選択肢1は「他業者の変更工程が全てそろってから」見直すと書いています。しかし、変更はばらばらに出てきます。全部そろうのを待っていたら、その間に手戻りが起き、待ちの時間も無駄になります。
正しい進め方
1つ変更が分かった時点で、自分の工程への影響を確かめる
→ 影響があれば、その場で調整して次の作業の段取りを組み直す
工程管理は早く気づいて早く手を打つほど打ち手が増えます。遅れが積み上がってから動くと、残業や応援でしか取り返せなくなり、費用も増えます。
この形の引っかけは、「全て」「完全に」「すべてそろってから」といった言葉で先送りを正当化します。文章として自然に読めても、現場では成り立たない考え方です。
ほかの3つも押さえます。
| 選択肢 | なぜ正しいか |
|---|---|
| 2 | クリティカルパスは余裕が0の経路。ここが1日遅れると工期がそのまま1日延びる |
| 3 | 完成日が決まっている工事では、そこから逆算して各作業の開始日を決める |
| 4 | 計画と実績を比べて、遅れを早く見つけるのが工程表の役目 |
他業者の工程変更が分かったとき、いつ自分の工程を見直すか。
分かった時点で、その都度見直します。全部そろうのを待つと手戻りや待ち時間が生じます。
クリティカルパス上の作業を重点管理するのはなぜか。
余裕がない経路なので、そこが遅れると工期がそのまま延びるためです。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月