令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.41は、ア〜エの設計図書について、公共建築工事の設計図書間に相違があった場合の優先順位を、高い順に並べたものを選ぶ問題です。ア=図面、イ=特記仕様、ウ=現場説明書、エ=現場説明に対する質問回答書です。
この問題は、どれが後から決まった書類かを分かっているかを問うものです。優先順位は後から決まったものほど高くなります。
4つを、作られる順に並べ直せば答えが出ます。
正解:選択肢4(エ、ウ、イ、ア)
| 選択肢 | 並び | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ア、イ、ウ、エ | 正解のちょうど逆 |
| 2 | ア、イ、エ、ウ | 図面を最上位にしている |
| 3 | エ、ア、イ、ウ | エは合うが、以降が違う |
| 4 | エ、ウ、イ、ア | 後から決まった順に並んでいる |
適当なのは選択肢4です。
公共建築工事の設計図書は、優先順位が決まっています。
| 順位 | 書類 | いつ決まるか |
|---|---|---|
| 1 | 質問回答書(エ) | 現場説明の後。一番遅い |
| 2 | 現場説明書(ウ) | 入札前の現場説明で示す |
| 3 | 特記仕様書(イ) | この工事だけの決めごと |
| 4 | 図面(ア) | 設計段階で描かれる |
| 5 | 標準仕様書 | 工事に共通の一般的な決めごと |
順番の理屈は後から決まったものほど新しい判断を含んでいることです。
図面や特記仕様書を作った後で現場説明を行い、そこで出た疑問に発注者が答えたのが質問回答書です。最も遅く、かつ相違を解消するために作られた書類なので、最上位になります。
逆に一番下の標準仕様書は、どの工事にも共通する一般的な決めごとです。この工事だけの事情は特記仕様書に書かれるので、特記仕様書のほうが上になります。
覚え方の軸
質問回答書 → 現場説明書 → 特記仕様書 → 図面 → 標準仕様書
= 特別なもの・遅く決まったものが上、一般的なもの・早く決まったものが下
選択肢1は正解のちょうど逆順です。図面が一番えらいと思い込むと1や2を選んでしまいますが、図面は設計段階の産物で、その後の説明や回答で修正されていきます。
設計図書に相違があったとき、最も優先されるのは何か。
現場説明に対する質問回答書です。最も遅く、相違を解消するために作られた書類だからです。
特記仕様書が標準仕様書より優先されるのはなぜか。
特記仕様書はその工事だけの決めごとを書いたもので、共通の一般的な標準仕様書より個別の事情を反映しているためです。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月