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令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.39を解説、大きいほうを取る

令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.39は、図に示すネットワーク工程表において、クリティカルパスの日数(所要工期)として正しいものを選ぶ問題です。イベント番号は①から⑪まであり、作業A〜Mと2本の点線(ダミー)が描かれています。

この問題のポイント

この問題は、合流するイベントで大きいほうを取れるかを問うものです。ネットワークは先頭から順に、各イベントの最早開始時刻を書き込んでいけば解けます

矢印が2本以上入ってくるイベントでは、大きいほうを採ります。そこが揃わないと次の作業を始められないためです。

※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢5(35日)

各選択肢の正誤

選択肢 日数 解説
1 27日 合流点で小さいほうを取ると出る値
2 29日 経路の取り違え
3 31日 同上
4 33日 同上
5 35日 最長経路の日数。これが所要工期

正しいのは選択肢5です。

選択肢5のポイント(ここが答え)

①から順に、各イベントの最早開始時刻を書き込んでいきます。矢印が複数入るところでは大きいほうを採ります。

① = 0
② = 0+4(B)= 4
③ = 大きいほう { 0+3(A)=3 / 4+6(D)=10 } = 10
⑤ = 0+5(C)= 5
④ = 10+7(E)= 17
⑥ = 大きいほう { 5+8(F)=13 / 17(④からのダミー)=17 } = 17
⑦ = 5+9(I)= 14
⑧ = 大きいほう { 17+4(H)=21 / 14(⑦からのダミー)=14 } = 21
⑨ = 大きいほう { 17+7(G)=24 / 21+4(J)=25 } = 25
⑩ = 大きいほう { 25+5(K)=30 / 21+7(L)=28 } = 30
⑪ = 30+5(M)= 35

所要工期は35日です。

クリティカルパスは、この計算で毎回選ばれた側をたどった経路になります。

クリティカルパス
① →B→ ② →D→ ③ →E→ ④ →(ダミー)→ ⑥ →H→ ⑧ →J→ ⑨ →K→ ⑩ →M→ ⑪
4+6+7+0+4+4+5+5 = 35日

この問題で間違えやすいのは③と⑨の2か所です。

③では、Aを通る3日とDを通る10日が合流します。Aのほうが早く着くからといって3を書くと、以降がすべて7日ずれます。Dの作業が終わらなければ③から先へ進めないので、遅いほうの10が正解です。

⑨でも、Gを通る24日とJを通る25日が合流します。ここで24を採ると答えは34日になり、選択肢にない値が出ます。合流点では必ず大きいほうです。

点線のダミーは、日数0の作業として扱います。作業そのものはありませんが、前の作業が終わるまで次を始められないという順序だけを示します。④→⑥のダミーがあるおかげで、⑥は13ではなく17になります。

覚え方

  • 合流するイベントでは大きいほうを取る。遅いほうが揃うまで先へ進めない
  • ダミーは日数0。順序だけを示す
  • クリティカルパスは、選ばれた側をたどった最長の経路

理解度チェック

Q.

矢印が複数入るイベントでは、どちらの値を採るか。

大きいほうです。遅いほうの作業が終わらなければ次へ進めないためです。

Q.

ダミー(点線の矢印)は何を表すか。

所要日数0の作業で、作業の順序(前後関係)だけを示します。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
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