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令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.38を解説、グラフを読む

令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.38は、建設現場における工事費と施工期間の関係を表すグラフについて、最も不適当なものを選ぶ問題です。グラフには直接工事費・間接工事費・総費用の3本の線が描かれています。

この問題のポイント

この問題は、3本の線をそれぞれ読めるかを問うものです。特に総費用の線は、残り2本を足したものなので位置が高くなります。

選択肢の数値をグラフに当てて、1つずつ確かめていきます。

※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢5(8か月のときの総費用が約1,200万円)

各選択肢の正誤

選択肢 内容 解説
1 直接工事費は短くすると増加 実線は左ほど高い。適当
2 間接工事費は長くすると増加 破線は右ほど高い。適当
3 3か月の間接工事費は約500万円 破線の3か月の高さと合う。適当
4 6か月の総費用は最小 一点鎖線が底になる位置。適当
5 8か月の総費用は約1,200万円 グラフでは約1,700万円。不適当

最も不適当なのは選択肢5です。

選択肢5のポイント(ここが答え)

まず3本の線の意味を押さえます。

費用 中身と、期間との関係
直接工事費 機器材料費や労務費。期間を短くすると増える(応援を入れる、残業する、割高な工法を使う)
間接工事費 現場事務所の維持費や一般管理費。期間を長くすると増える(日数分だけかかる)
総費用 上の2つの合計。どこかで最小になる

2つが逆向きに動くので、足し合わせた総費用はU字形になります。その底が最適工期(経済速度)で、このグラフでは6か月です。

選択肢5を確かめます。8か月の位置で一点鎖線(総費用)を読むと、目盛りの1,500と2,000の間にあり、約1,700万円です。約1,200万円という数値は、グラフのどの位置とも合いません。

8か月の内訳(グラフから)
直接工事費 約600万円 + 間接工事費 約1,100万円 = 総費用 約1,700万円

ここで総費用は必ず他の2本より上にあることに気づけば、読み間違いを防げます。8か月の間接工事費だけでも1,000万円を超えているので、総費用が1,200万円で収まるはずがありません。

選択肢3も同じ手で確かめます。3か月の破線(間接工事費)は500の目盛りの少し上にあり、約500万円で合っています。どの線を読むかを間違えないことが、この問題では一番大切です。

覚え方

  • 直接工事費は短くすると増え、間接工事費は長くすると増える
  • 合計の総費用はU字形。底が最適工期(経済速度)
  • 総費用は必ず他の2本より上。数値がおかしければ読む線を間違えている

理解度チェック

Q.

直接工事費と間接工事費は、施工期間に対してどう動くか。

直接工事費は期間を短くすると増え、間接工事費は期間を長くすると増えます。

Q.

最適工期(経済速度)とは何か。

直接工事費と間接工事費の合計である総費用が最小になる施工期間のことです。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
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