令和6年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.62は、分別解体等及び再資源化等を促進するための特定建設資材として、建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律上、定められていないものを選ぶ問題です。
この問題は、特定建設資材の4つを覚えているかを問うものです。定められているのはコンクリート・コンクリート及び鉄から成る建設資材・木材・アスファルト・コンクリートです。
ケーブルはこの4つに入りません。
正解:選択肢3(EM-EEFケーブル)
| 選択肢 | 資材 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 木材 | 施行令第1条第三号。定められている |
| 2 | コンクリート | 同第一号。定められている |
| 3 | EM-EEFケーブル | 4つに入らない。定められていない |
| 4 | アスファルト・コンクリート | 同第四号。定められている |
定められていないのは選択肢3です。
引っかけの核心は、EM-EEFケーブルがエコマテリアル(EM)の名を持つ環境配慮型の電線だというところです。リサイクルの話に合いそうに見えますが、この法律の対象ではありません。
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律施行令 第1条(特定建設資材)
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(以下「法」という。)第二条第五項のコンクリート、木材その他建設資材のうち政令で定めるものは、次に掲げる建設資材とする。
一 コンクリート
二 コンクリート及び鉄から成る建設資材
三 木材
四 アスファルト・コンクリート
この4つで全部です。選択肢1・2・4はここに入っています。
4つに共通するのは、建設工事で大量に発生し、再資源化の技術が確立していることです。砕いて路盤材にしたり、木材チップにしたりできます。
EM-EEFケーブルの「EM」はEco Materialの略で、燃やしてもハロゲン系のガスが出ない被覆を使った電線です。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| EM | エコマテリアル。ハロゲンフリーで、焼却時に有害ガスを出さない |
| EE | ポリエチレン絶縁・ポリエチレンシース |
| F | 平形(フラット) |
環境に配慮した製品であることと、法律が定める特定建設資材であることは別の話です。名前の印象で選ばないよう注意してください。
この法律の対象になる工事の規模も決まっています。
| 工事の種類 | 規模の基準 |
|---|---|
| 建築物の解体工事 | 床面積の合計が80m2以上 |
| 建築物の新築・増築 | 床面積の合計が500m2以上 |
| 建築物以外の工作物の工事 | 請負代金が500万円以上 |
これらに当たる工事では、分別解体等と再資源化等が義務になり、発注者への事前の届出も必要です。
特定建設資材の4つを挙げよ。
コンクリート、コンクリート及び鉄から成る建設資材、木材、アスファルト・コンクリートです。
EM-EEFケーブルの「EM」とは。
エコマテリアルの略です。焼却時に有害なガスを出さない被覆を使った電線ですが、特定建設資材には含まれません。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月