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令和6年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.32を解説、手前に引く

令和6年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.32は、掘削工事に使用するバックホウに関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、バケットの向きを分かっているかを問うものです。バックホウはバケットが手前を向いていて、機械より低い場所を手前に引いて掘ります

高い場所を掘るのは、バケットが前を向いたローディングショベルです。

正解:選択肢4(機械より高い場所の掘削に適する)

各選択肢の正誤

選択肢 内容 解説
1 硬い土質の掘削ができる 引く力が強い。適当
2 掘削位置を正確に把握できる 運転席から見える。適当
3 基礎の掘削や溝掘りに適する 得意な作業。適当
4 機械より高い場所の掘削に適する 低い場所を掘る。不適当

不適当なのは選択肢4です。

選択肢4のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、バックホウが土木現場でいちばん見かける機械なので、何でもできそうに思えるところです。掘る向きは決まっています。

機械 バケットの向き 掘る場所
バックホウ 手前向き 機械の位置より低い場所
ローディングショベル 前向き 機械の位置より高い場所
クラムシェル 下向き(つかむ) 深い縦穴。狭くて深い掘削
ドラグライン 投げて引く 広くて浅い掘削。水中も可

バックホウはバケットを手前に引きながら掘るので、機械が立っている高さより下を掘ります。名前の「バック(後ろ向き)」も、この動きから来ています。

選択肢2と3は、この構造から出てくる長所です。

長所 理由
掘削位置が正確 運転席から掘る場所が見下ろせる
溝掘りに適する まっすぐ引けるので、幅の狭い溝を掘りやすい
硬い土質も掘れる アームで引き寄せる力が大きい

電気工事では、地中電線路の管路を埋めるための溝掘りでバックホウを使います。決まった深さでまっすぐ掘れる点が向いています。

掘削作業には、法令上の決まりもあります。運転者が運転位置を離れるときは、バケットを地上に下ろすことが労働安全衛生規則で定められています。エンジンを止め、走行できないようにする措置も要ります。

覚え方

  • バックホウは手前向きのバケットで、低い場所を掘る
  • 高い場所はローディングショベル。バケットが前を向いている
  • 深い縦穴はクラムシェル、広くて浅いのはドラグライン

理解度チェック

Q.

バックホウはどこを掘る機械か。

機械の位置より低い場所です。バケットが手前を向いており、引きながら掘ります。

Q.

機械より高い場所を掘る機械は。

ローディングショベルです。バケットが前を向いており、押し上げるように掘ります。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
  • 労働安全衛生規則 第160条(e-Gov法令検索)https://laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000032
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