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令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.59を解説、誰の下につくか

令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.59は、統括安全衛生責任者が統括管理すべき事項のうち技術的事項を管理させる者として、労働安全衛生法上、定められているものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、統括安全衛生責任者とセットになる役を分かっているかを問うものです。技術的事項を受け持つのは元方安全衛生管理者です。

名前が似た役が並んでいますが、置く側と条文が違います。

正解:選択肢1(元方安全衛生管理者)

各選択肢の正誤

選択肢 解説
1 元方安全衛生管理者 技術的事項を管理する。定められている
2 安全衛生責任者 請負人の側が置く役。誤り
3 店社安全衛生管理者 統括を置かない現場に置く役。誤り
4 安全衛生推進者 小規模な事業場に置く役。誤り

定められているのは選択肢1です。

選択肢1のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、4つとも実在する役で、名前だけでは選べないところです。条文の言葉に当てはめて選びます。

労働安全衛生法 第15条の2第1項

前条第一項又は第三項の規定により統括安全衛生責任者を選任した事業者で、建設業その他政令で定める業種に属する事業を行うものは、厚生労働省令で定める資格を有する者のうちから、厚生労働省令で定めるところにより、元方安全衛生管理者を選任し、その者に第三十条第一項各号の事項のうち技術的事項を管理させなければならない。

設問の「技術的事項を管理させる者」という言葉が、そのまま条文にあります。統括安全衛生責任者を選任した事業者が、元方安全衛生管理者も選任するという並びです。

紛らわしい役を整理すると、こうなります。

置く側 役割
統括安全衛生責任者 元請 現場全体を統括管理する
元方安全衛生管理者 元請 統括の下で技術的事項を管理する
安全衛生責任者 下請 統括安全衛生責任者との連絡にあたる
店社安全衛生管理者 元請 統括を置かない規模の現場を、店社から指導する

選択肢2の安全衛生責任者下請の側が置きます。名前が似ていますが立場が反対です。

選択肢3の店社安全衛生管理者は、統括安全衛生責任者を置くほどの人数がいない現場について、請負契約を結んでいる事業場(店社)ごとに置く役です。現場に常駐するわけではありません。

選択肢4の安全衛生推進者は、複数の事業者が入る現場の話ではなく、一つの事業場の規模が小さいときに置く役です。この設問の場面には出てきません。

覚え方

  • 技術的事項=元方安全衛生管理者。統括安全衛生責任者とセットで元請が置く
  • 安全衛生責任者は下請が置く。名前が似ていて立場が反対
  • 店社安全衛生管理者は、統括を置かない現場を店社から見る役

理解度チェック

Q.

技術的事項を管理するのはどの役か。

元方安全衛生管理者です。統括安全衛生責任者を選任した事業者が選任します。

Q.

安全衛生責任者はどちらが置くか。

下請(請負人)の側です。統括安全衛生責任者との連絡にあたります。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
  • 労働安全衛生法 第15条・第15条の2・第15条の3・第16条(e-Gov法令検索)https://laws.e-gov.go.jp/law/347AC0000000057
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