令和5年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.34は、建設作業とその作業に使用する建設機械の組合せとして、最も不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、締固めに使う機械を言えるかを問うものです。引っかけの核心は、面をならす機械を締固めに割り当てている点にあります。
締固めは転圧する機械の仕事です。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 作業 | 機械 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 1 | 掘削 | バックホウ | 手前に引いて掘る。地面より低い所を掘るのに向く |
| 2 | 運搬 | ブルドーザ | 土を押して短い距離を運ぶ |
| 3 | 削岩 | ブレーカ | 打撃で岩やコンクリートを砕く |
| 4 | 締固め | モータグレーダ | 整地・敷きならしの機械。締固めはローラ類 |
最も不適当なのは選択肢4です。
モータグレーダは、車体の下に長い刃(ブレード)を付けた機械です。
モータグレーダがすること
ブレードで土をかき、面を平らにならす
→ 整地、敷きならし、道路の勾配づくり、除雪
面をならす機械なので、土を上から押し固める力はありません。締固めは別の機械の仕事です。
締固めに使う機械を並べます。
| 機械 | 締固めの方法 |
|---|---|
| ロードローラ | 鉄輪の重さで押さえる |
| タイヤローラ | ゴムタイヤでこねながら締める |
| 振動ローラ | 振動を加えて粒を詰める。砂質土に向く |
| タンピングローラ | 突起で深い所まで締める。粘性土に向く |
| ランマ・タンパ | 人が扱う小型機。狭い場所や埋戻しに使う |
電気工事で締固めが出てくるのは、地中埋設管や接地極を埋め戻すときです。狭い溝ではランマやタンパを使います。
締固めが足りないと、あとから地面が沈んで舗装が割れます。埋戻しは層ごとに締め固めます。
ほかの3つも押さえておきます。
バックホウ バケットを手前に引いて掘る。機械の位置より低い所を掘れる
ブルドーザ 排土板で土を押して運ぶ。運べるのは短い距離
ブレーカ 打撃で岩やコンクリートを砕く。油圧ショベルに取り付ける
バックホウと対になるのがパワーショベル(ローディングショベル)です。バケットが向こう向きで、機械より高い所を掘るのに向きます。
締固めに使う機械にはどんなものがあるか。
ロードローラ、タイヤローラ、振動ローラ、タンピングローラなどです。狭い場所ではランマやタンパを使います。
埋戻しで締固めが足りないとどうなるか。
あとから地面が沈んで、舗装が割れたり段差ができたりします。層ごとに締め固めます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月