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令和5年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.35を解説、底が横に張り出す

令和5年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.35は、図に示す送電用鉄塔基礎のうち、逆T字型基礎として適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、名前がそのまま断面の形を表していることに気づけるかを問うものです。Tをひっくり返した形=底が横に広がっている形です

杭が伸びている図は別の基礎です。

※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 図の形 解説
1 底部が横に張り出す 逆T字型基礎。断面がTを逆さにした形
2 支持層まで杭が伸びる 杭基礎。図に「支持層」と書かれている
3 逆T字型ではない別の形式
4 同上

適当なのは選択肢1です。

選択肢1のポイント(正解の求め方)

逆T字型基礎は、縦の柱状部の下に、横に広がった版(底版)を付けた形です。断面がアルファベットのTを逆さにした形に見えます。

逆T字型基礎の作りと働き

 縦の部分 → 鉄塔の脚から力を受ける
 横の底版 → 面積を広げて地盤へ力を分散させる
 底版の上の土 → 引き抜こうとする力に抵抗する

送電用鉄塔の基礎には、押し込む力と引き抜く力の両方がかかります。風で鉄塔が傾くと、風上側の脚は上へ引き抜かれます。

底版が横に張り出していると、その上に載っている土の重さが引き抜きに抵抗します。これが逆T字型の効きどころです。

鉄塔基礎には、地盤に応じていくつかの形式があります。

形式 どんな地盤・場所に使うか
逆T字型基礎 比較的浅い所に良好な地盤がある場合。掘削して底版を作る
杭基礎 良好な支持層が深い場合。杭で支持層まで力を伝える
深礎基礎 山地など。大口径の縦孔を掘って作る
べた基礎 4脚をまとめて1枚の版で支える

選択肢2の図には「支持層」という書き込みがあります。杭を支持層まで届かせる形なので、杭基礎です。

基礎の形式は地盤調査の結果で決まります。良い地盤が浅ければ逆T字型、深ければ杭基礎という選び方になります。

覚え方

  • 逆T字型は底が横に張り出した形。名前が断面の形そのもの
  • 張り出した底版の上の土が引き抜きに抵抗する
  • 支持層が深ければ杭基礎、山地なら深礎基礎

理解度チェック

Q.

逆T字型基礎の底版が横に張り出しているのはなぜか。

地盤へ力を分散させるためと、底版の上に載る土の重さで引き抜こうとする力に抵抗するためです。

Q.

支持層が深い場合はどの基礎形式を使うか。

杭基礎です。杭を支持層まで届かせて力を伝えます。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
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