令和5年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.29は、インターホンに関する記述として、日本産業規格(JIS)上 不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、相互式と親子式の違いを分けられるかを問うものです。引っかけの核心は、親子式の説明を相互式の説明として置いている点にあります。
相互式は各機が対等です。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 適当 | 同時通話式は通話者間で同時に話せる方式 |
| 2 | 不適当 | 親機と子機の間に通話網があるのは親子式 |
| 3 | 適当 | 選局数は呼び出しを選べる相手の数 |
| 4 | 適当 | 通話路数は同時に別々の通話ができる数 |
不適当なのは選択肢2です。
インターホンは、通話網の作り方で相互式と親子式に分かれます。
| 方式 | 通話網 | どこで使うか |
|---|---|---|
| 相互式 | 親機どうしの間に構成される | どの機どうしでも話せる。事務所間の連絡など |
| 親子式 | 親機と子機の間に構成される | 子機どうしは話せない。住戸の玄関と室内など |
選択肢2に書かれている「親機と子機の間に通話網が構成されているもの」は、親子式の説明です。名前だけが相互式に入れ替わっています。
2つの違いは、機どうしが対等かどうかです。
相互式 どの機からもどの機へも呼び出せる(すべて対等)
親子式 子機は親機としか話せない(親が中心)
玄関の呼び出しに使うのは親子式です。玄関の子機どうしが話す必要はありません。
ほかの3つの用語も、意味をたどれば分かります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 同時通話式 | 両方が同時に話せる。電話と同じ使い方ができる |
| 選局数 | 呼び出しを選べる相手の数 |
| 通話路数 | 同じ通話網で同時に成立する通話の数 |
同時通話式と対になるのが交互通話式です。こちらはボタンを押しているあいだだけ話せる方式で、両方が同時には話せません。
選局数と通話路数は別のものです。選局数が10でも、通話路数が1なら同時に話せるのは1組だけです。
2つの違い
選局数 = 相手を選べる範囲
通話路数 = 同時に話せる組の数
相互式と親子式はどう違うか。
相互式は親機どうしの間に通話網が構成され、どの機からもどの機へも呼び出せます。親子式は親機と子機の間に構成され、子機どうしは話せません。
選局数と通話路数の違いは何か。
選局数は呼び出しを選べる相手の数です。通話路数は同じ通話網で同時に別々の通話ができる数です。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月