令和5年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.11は、照明に関する用語と単位の組合せとして、不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、光束発散度の単位を知っているかを問うものです。引っかけの核心は、lm/Wが電力あたりの光束=ランプ効率の単位である点にあります。
光束発散度は面積で割ります。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 用語 | 単位 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 1 | 光度 | cd | カンデラ。合う |
| 2 | 輝度 | cd/m² | 光度を面積で割ったもの。合う |
| 3 | 光束発散度 | lm/W | 正しくはlm/m²。lm/Wはランプ効率の単位 |
| 4 | 色温度 | K | ケルビン。合う |
不適当なのは選択肢3です。
光束発散度は、面から出ていく光束を、その面の面積で割ったものです。
光束発散度 = 面から出る光束〔lm〕 ÷ 面積〔m²〕
単位 = lm/m²(ラドルクス rlx とも書く)
lm/Wは電力1Wあたり何ルーメン出せるかで、照明器具やランプの効率を表します。面の明るさではありません。
照明の量には似た用語が並びます。何で割っているかで見分けます。
| 用語 | 単位 | 何を表すか |
|---|---|---|
| 光束 | lm | 光源から出る光の量そのもの |
| 光度 | cd | 光束を立体角で割ったもの。ある向きの強さ |
| 照度 | lx | 面に入る光束を面積で割ったもの |
| 光束発散度 | lm/m² | 面から出る光束を面積で割ったもの |
| 輝度 | cd/m² | 光度を見かけの面積で割ったもの。まぶしさに関わる |
照度と光束発散度は、どちらもlmをm²で割った形です。違いは光が面に入るのか、面から出るのかだけです。
単位がぶつかるのを避けるため、光束発散度にはラドルクス(rlx)という呼び名も使われます。
色温度のKは、光の色みを絶対温度で表したものです。値が低いほど赤みがかり、高いほど青白くなります。
色温度のめやす
電球色 約2 700 K(赤みのある色)
白色 約4 200 K
昼光色 約6 500 K(青白い色)
温度が高いほど青くなるので、感覚とは逆です。暖かい色ほど数字が小さくなります。
照度と光束発散度は何が違うか。
どちらも光束を面積で割った量ですが、照度は面に入る光束、光束発散度は面から出る光束です。
lm/Wは何の単位か。
ランプ効率(発光効率)です。電力1Wあたりどれだけの光束を出せるかを表します。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月