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令和5年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.41を解説、ネットワーク工程表

令和5年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.41は、図に示すネットワーク工程表において、Dの作業日数が6日から10日に変更になった場合の、クリティカルパスの日数(所要工期)の変化を求める問題です。○内の数字はイベント番号、アルファベットは作業名、日数は所要日数を示します。

この問題のポイント

この問題は、クリティカルパスに乗っていない作業は延びても工期に響かないことを分かっているかを問うものです。Dに余裕がどれだけあるかを見れば答えが出ます。

※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢5(所要工期は変化しない)

解き方

まず、変更前のイベントごとの最早開始時刻を左から順に出します。分かれ道に入ってくる矢印が複数あるときは、いちばん大きい値を取ります。

変更前(D=6日)の最早開始時刻

 ① = 0
 ② = 0 + A5 = 5
 ③ = max( B7 , 5+C4=9 ) = 9
 ④ = 5 + D6 = 11
 ⑤ = 9 + F3 = 12
 ⑥ = max( 9+E3=12 , 12+G4=16 , ④からのダミー11 ) = 16
 ⑦ = 16 + H5 = 21

 所要工期 = 21日

クリティカルパスは、この21日を作っている経路です。

クリティカルパスをたどる

 ① → ② → ③ → ⑤ → ⑥ → ⑦
 A5 + C4 + F3 + G4 + H5 = 21日

 ★Dはこの経路に入っていない

次に、Dを10日にして⑥の値がどうなるかだけを見ます。

変更後(D=10日)

 ④ = 5 + D10 = 15(変更前は11)
    ↓
 ⑥ = max( E経由12 , G経由16 , ④からのダミー15 ) = 16
    ↓
 ⑥は16のまま変わらない(G経由の16がまだ大きい)
    ↓
 ⑦ = 16 + H5 = 21日

所要工期は21日のままです。選択肢5が答えになります。

この問題で確かめること

Dが4日延びても工期が変わらないのは、Dの経路にもともと余裕があったからです。

⑥に入る経路 変更前 変更後(D=10日)
E経由(③→⑥) 12 12
G経由(⑤→⑥) 16 16
D経由(④→⑥) 11 15
⑥の最早開始時刻 16 16(変わらず)

D経由は11から15になりましたが、まだG経由の16に届いていません。あと2日延びて⑥への到達が17になれば、そこで初めて工期が延び始めます。

Dが何日まで耐えられるか

 ⑥の最早開始時刻は16
    ↓
 D経由が16を超えなければ工期は変わらない
    ↓
 5 + D ≦ 16 なので D ≦ 11日
    ↓
 10日ならまだ余裕が1日ある

覚え方

  • クリティカルパスに乗っていない作業は、余裕の分だけ延びても響かない
  • 変更後はその作業が合流する点だけを見直せばよい
  • 合流点ではいちばん大きい値を取る

理解度チェック

Q.

変更前のクリティカルパスはどの経路か。

①→②→③→⑤→⑥→⑦です。A5+C4+F3+G4+H5=21日で、これが所要工期になります。

Q.

Dが何日を超えると所要工期が延び始めるか。

11日を超えたときです。②の最早開始時刻5にDを足した値が、⑥の16を超えると工期が延びます。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
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