電気工事施工管理技士 独学ガイド|資格のT

  1. HOME
  2. 過去問
  3. > 令和5年度(後期)2級 No.37 柱の配筋

令和5年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.37を解説、柱の配筋

令和5年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.37は、鉄筋コンクリート造の柱の配筋において、図に示すアとイの名称の組合せとして、適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、柱と梁で鉄筋の呼び名が違うことを分かっているかを問うものです。引っかけの核心は、梁で使う名前を柱の図に当てて並べている点にあります

※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

柱を横に巻いているのは帯筋です。

正解:選択肢2

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 主筋 あばら筋 不適当 あばら筋はを巻く鉄筋
2 主筋 帯筋 適当 縦が主筋、横に巻くのが帯筋
3 腹筋 あばら筋 不適当 どちらも梁で使う名前
4 腹筋 帯筋 不適当 腹筋は梁のあばら筋を支える補助の鉄筋

適当なのは選択肢2です。

柱と梁で名前が変わる

柱と梁は、縦の鉄筋と横に巻く鉄筋という組み方が同じです。それでも呼び名が違います。

部材 主となる鉄筋 巻く鉄筋
主筋(縦) 帯筋(フープ)
主筋(水平) あばら筋(スターラップ)

巻く鉄筋の役目は、せん断力に抵抗して、主筋がはらむのを止めることです。

帯筋が効く仕組み

 地震で柱に横向きの力がかかる
    ↓
 斜めのひび割れが入ろうとする(せん断破壊)
    ↓
 帯筋が横に巻いてあるとひび割れの広がりを止める
    ↓
 同時に中のコンクリートを締め付け、粘り強くなる

柱が壊れると建物全体が崩れるので、帯筋の間隔は柱の上下端で狭くします。地震のときに力が集中する場所だからです。

選択肢3・4の腹筋は、梁のせいが大きいときに入れる補助の鉄筋です。

梁の鉄筋の呼び名

 主筋=梁の上下に水平に入る(曲げに抵抗する)
 あばら筋=主筋を囲んで巻く(せん断に抵抗する)
 腹筋=梁の中段に水平に入れ、あばら筋の位置を保つ
 幅止め筋=腹筋どうしをつないで幅を保つ

電気工事では、この配筋の中を電線管が通ります。柱や梁を貫通させるときは構造への影響が出るので、勝手に決めず設計者の了解を取ります。

覚え方

  • 柱を巻くのは帯筋(フープ)
  • 梁を巻くのはあばら筋(スターラップ)
  • 巻く鉄筋はせん断に抵抗し、主筋のはらみを止める

理解度チェック

Q.

帯筋の役目は何か。

せん断力に抵抗して斜めのひび割れを止め、主筋がはらむのを防ぐことです。中のコンクリートを締め付けて粘り強くする働きもあります。

Q.

柱の上下端で帯筋の間隔を狭くするのはなぜか。

地震のときに力が集中する場所だからです。せん断破壊が起きやすいので、密に巻いて補強します。

電気工事施工管理技士 過去問解説 一覧へ

参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
T

無料・独学でまなぶ資格のT

T|運営・編集

電気工事施工管理技士の受検にむけて、過去問と用語を一次資料で確かめながら整理しています。

Topへ >>