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令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.26を解説、危ないほうを上へ

令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.26は、構内電線路に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、低圧と高圧を同じ柱に付けるときの上下を分かっているかを問うものです。高圧が上、低圧が下です。

危険なほうを人から遠い位置に置きます。

正解:選択肢4(高圧架空電線を低圧の下に施設した記述)

各選択肢の正誤

選択肢 内容 解説
1 管路式の地中電線路にCVケーブル 適当
2 暗きょ式で施設した地中電線に耐燃措置 適当
3 低圧ケーブルをハンガーでちょう架用線に支持 適当
4 高圧架空電線を低圧架空電線の下に施設 不適当。高圧が上

不適当なのは選択肢4です。

選択肢4のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、上下の話なので二択だというところです。理由を持っていないと勘に頼ることになります。

同じ支持物に低圧と高圧を付けることを併架といいます。決まりは高圧を上、低圧を下です。

位置 電線 理由
高圧 人や地上の物から遠ざける
低圧 作業や引込みの機会が多い

理由は2つあります。ひとつは危険なほうを人から遠い高い位置に置くためです。もうひとつは、上の電線が切れて落ちたとき、下の電線に触れるという事故を考えたときの向きです。

高圧が上にあれば、切れた高圧線は低圧線に触れます。逆に低圧が上だと、切れた低圧線が高圧線に触れて低圧側に高圧が混入します。低圧側は一般の需要家につながっているので、被害が広がります。

選択肢2の耐燃措置は、暗きょ(人が入れるトンネル)に電線を通すときの決まりです。閉じた空間で燃えると煙が回るので、燃え広がらない措置をします。

選択肢3のちょう架用線は、ケーブルを吊るための線です。ケーブル自身に張力をかけないようにハンガーで吊り下げます。

覚え方

  • 併架は高圧が上、低圧が下
  • 切れて落ちたとき、低圧側に高圧が混入しない向きにする
  • 暗きょ式には耐燃措置。架空のケーブルはちょう架用線に吊る

理解度チェック

Q.

低圧架空電線と高圧架空電線を同一支持物に施設するとき、どちらを上にするか。

高圧を上にします。危険なほうを人から遠ざけ、切れて落ちたときに低圧側へ高圧が混入しないようにするためです。

Q.

暗きょ式で施設する地中電線に求められるのは何か。

耐燃措置です。閉じた空間なので、燃え広がらないようにします。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
  • 経済産業省「電気設備の技術基準の解釈」第80条(低高圧架空電線の併架)、第120条(地中電線路の施設)
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