令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.43は、施工計画書の作成の目的として、最も関係のないものを選ぶ問題です。
この問題は、施工計画書が現場を動かすための書類であることを分かっているかを問うものです。技術を身につけるための教材ではありません。
ほかの3つは、施工管理の4つの管理項目にあたります。
正解:選択肢3(施工技術を習得するため)
| 選択肢 | 関係 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ある | 環境管理。騒音・振動・廃棄物の扱いを決める |
| 2 | ある | 施工の基準。作業の手順と品質の基準を示す |
| 3 | ない | 技術の習得は個人の教育・訓練の話 |
| 4 | ある | 安全衛生管理。危険への対策を定める |
関係がないのは選択肢3です。
施工計画書は、この工事をどう進めるかを書き、関係者で共有するための書類です。着工前に作成し、発注者や監理者に提出します。
載せるのはその現場に固有の決めごとです。工程、使う材料と機器、施工の手順、検査の方法、安全の対策、環境への配慮といった内容になります。
施工技術の習得は、その人が身につけるべきもので、書類の目的ではありません。技術は教育訓練や資格取得で身につけます。
施工管理は4つの管理からできています。
| 管理 | 中身 | 選択肢 |
|---|---|---|
| 品質管理 | 決めた品質を確保する | 2 |
| 工程管理 | 工期内に終わらせる | - |
| 原価管理 | 予算内に収める | - |
| 安全管理 | 災害を起こさない | 4 |
これに環境管理を加えた5つで語られることもあります。選択肢1・2・4はいずれもこの枠の中にあり、3だけが外れています。
ほかの3つを見ておきます。
選択肢1の環境管理は、騒音・振動の抑制、産業廃棄物の分別と処理、近隣への配慮などです。法令で求められる手続きもあるので、計画に書いておきます。
選択肢2の施工の基準は、施工計画書の中心です。どんな順序で、どの材料を使い、どこまでできたら次に進むかを決めます。現場の判断がぶれなくなるのが利点です。
選択肢4の安全衛生管理は、危険な作業の洗い出しと対策です。高所作業、感電のおそれのある作業、重機を使う作業などについて、誰が何をするかを先に決めておきます。
施工計画書には何を書くか。
工程、使う材料と機器、施工の手順、検査の方法、安全の対策、環境への配慮など、その現場に固有の決めごとです。
施工管理の4本柱は。
品質管理・工程管理・原価管理・安全管理です。これに環境管理を加えて5つとすることもあります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月