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令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.40を解説、3か月は約700万円

令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.40は、工事現場における工事費と施工期間の関係を表すグラフに関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。能力問題なので選択肢が5つあります。

この問題のポイント

この問題は、3本の線がどれかを見分けたうえで値を読めるかを問うものです。3か月の総費用は約700万円で、約300万円ではありません

約300万円というのは、同じ3か月での直接工事費に近い値です。

※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 適当 直接工事費は材料費や労務費。期間を短くすると増える
2 適当 間接工事費は期間を短くすると減る
3 不適当 3か月の総費用は約700万円
4 適当 4か月付近で総費用が最小になる
5 適当 5か月の直接工事費は約200万円

不適当なのは選択肢3です。

選択肢3のポイント(ここが答え)

グラフには3本の線があります。まずどれがどれかを押さえます。

中身
直接工事費 右下がり 材料費・労務費。急げば残業や応援で増える
間接工事費 右上がり 一般管理費・借地代など。日数に比例して増える
総費用 U字形 2つの和。底が最小になる点

総費用は2本を足し合わせた線なので、必ず両方より上を通ります。3か月の位置では、直接工事費が約400万円、間接工事費が約300万円あります。

3か月のときの総費用

 直接工事費 約400万円
 + 間接工事費 約300万円
 = 約700万円

グラフでも一点鎖線は3か月のところで700万円付近を通っています。約300万円は総費用ではなく、間接工事費のほうの値です。

この問題はどの線を読むかを取り違えると答えが変わります。3本のうち総費用がどれかを先に決めてから読みます。

ほかの4つを見ておきます。

選択肢1は直接工事費の性質です。工期を縮めるには人と機械を増やし、残業や休日出勤も要ります。同じ量の工事でも、急ぐほど単価が上がるので費用が増えます。

選択肢2は間接工事費の性質です。現場事務所の家賃、警備、監督者の人件費などは日数に比例して積み上がります。工期を縮めれば減ります。

選択肢4は最小点です。片方は右下がり、もう片方は右上がりなので、和はどこかで底を打ちます。グラフでは4か月付近です。この点の施工速度を経済速度といいます。

選択肢5は直接工事費の読み取りです。5か月の位置で実線は200万円付近を通ります。

選択肢3と5を並べると、3が総費用、5が直接工事費と、読む線を変えてあることが分かります。名前をよく見て線を選ぶ必要があります。

覚え方

  • 直接工事費は右下がり、間接工事費は右上がり、総費用はU字
  • 総費用は2本の和なので必ず両方より上
  • 総費用が最小になる点の施工速度が経済速度

理解度チェック

Q.

総費用の線がU字形になるのはなぜか。

右下がりの直接工事費と右上がりの間接工事費を足した線だからです。どちらか一方が増える側に振れるので、途中に底ができます。

Q.

工期を短くすると直接工事費が増えるのはなぜか。

人と機械を増やし、残業や休日出勤も必要になるからです。同じ量の工事でも単価が上がります。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
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