令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.38は、通信・情報設備の配線用図記号と名称の組合せとして、日本産業規格(JIS)上 誤っているものを選ぶ問題です。
この問題は、通信機器の図記号が英語の頭文字でできていることを知っているかを問うものです。1〜3は文字と名称の頭文字が対応しています。
4だけがその対応から外れています。
※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(チャイム)
| 選択肢 | 名称 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 内線電話機 | 大文字のTを丸で囲む。電話を表す頭文字 |
| 2 | ドアホン | 小文字のdを丸で囲む。ドアを表す頭文字 |
| 3 | 電話機形インターホン子機 | 小文字のtを丸で囲む。電話機形の子機 |
| 4 | チャイム | この記号はチャイムを表さない |
誤っているのは選択肢4です。
通信・情報設備の図記号には、丸の中に英字を入れる形が多く使われます。英字は機器の英語名の頭文字にあたります。
丸の中の文字と機器
大文字T … 電話機
小文字d … ドアホン
小文字t … 電話機形のインターホン子機
大文字と小文字も意味を持っています。Tが電話機そのもの、tがインターホンの子機という使い分けです。
選択肢1〜3はこの規則どおりで、記号と名称が対応しています。選択肢4だけが、そこに置かれた記号とチャイムという名称が結び付きません。
警報や報知の機器(ベル・ブザー・チャイム)の図記号は、丸に英字を入れる形ではなく別の系統の形で定められています。同じ通信・情報設備の図記号でも、分類ごとに形の作り方が違います。
この問題の解き方は2通りあります。
1つは記号の形を覚えておく方法です。ベル・ブザー・チャイムをまとめて押さえておけば、丸に英字の形ではないと分かります。
もう1つは4つを並べて仲間外れを探す方法です。1〜3は電話とインターホンの系統でそろっており、4だけが報知機器です。系統が違うものが1つ混ざっていれば、そこが答えである可能性が高くなります。
ほかの3つを見ておきます。
選択肢1の内線電話機は、構内交換機につながる電話機です。外線につながる加入電話機とは記号を分けます。
選択肢2のドアホンは、玄関に付ける呼び出し用の子機です。小文字のdはドアを表す頭文字で、どこに付くかを示しています。
選択肢3の電話機形インターホン子機は、受話器の付いた形のインターホンです。インターホンには親機と子機、電話機形とスピーカ形があり、それぞれ記号が分かれています。
通信設備の図記号で、丸の中の英字は何を表すか。
機器の英語名の頭文字です。大文字のTが電話機、小文字のdがドアホンを表します。
選択肢を並べて仲間外れを探すとき、何を手がかりにするか。
系統がそろっているかです。この問題では1〜3が電話・インターホンの系統で、4だけが報知機器の系統でした。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月