令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.16は、配電線路に用いられる電線の種類と主な用途の組合せとして、不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、DVが低圧用であることを知っているかを問うものです。問題文は用途を高圧にすり替えています。
高圧の架空用に使うのは、選択肢4のOC線です。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 適当 | GV=接地用ビニル電線。架空電線の接地用 |
| 2 | 適当 | OW=屋外用ビニル絶縁電線。低圧架空配電用 |
| 3 | 不適当 | DVは低圧架空引込用。高圧には使わない |
| 4 | 適当 | OC=屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線。高圧架空配電用 |
不適当なのは選択肢3です。
DVは Drop Vinyl の略で、電柱から建物へ引き込む低圧の電線です。2本または3本をより合わせた形で、住宅の軒先に来ている線がこれにあたります。
絶縁体はビニルで、600V以下の低圧用です。高圧の6.6kVをかけられる厚さではありません。
高圧の架空配電に使うのは選択肢4のOC線です。絶縁体が架橋ポリエチレンで、高い電圧と温度に耐えます。
4つの記号を整理します。
| 記号 | 名称 | 用途 |
|---|---|---|
| OW | 屋外用ビニル絶縁電線 | 低圧架空配電線路 |
| DV | 引込用ビニル絶縁電線 | 低圧架空引込線 |
| OC | 屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線 | 高圧架空配電線路 |
| GV | 接地用ビニル電線 | 接地線 |
記号の読み方に規則性があります。Oで始まるのは屋外用(Outdoor)、2文字目が絶縁体でVがビニル、Cが架橋ポリエチレン(Cross-linked polyethylene)です。
つまりOWとOCは絶縁体の違いで、そのまま低圧と高圧の違いになっています。ビニルは低圧、架橋ポリエチレンは高圧という対応です。
ほかの3つを見ておきます。
選択肢1のGVは接地線に使うビニル電線です。緑色の被覆で見分けられます。
選択肢2のOWは低圧の架空配電線です。電柱の上を走っている100V・200Vの線がこれです。
選択肢4のOCは高圧の架空配電線です。同じ電柱でもいちばん上に張ってある6.6kVの線がこれにあたります。
高圧架空配電線路に使う電線はどれか。
OC(屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線)です。絶縁体が架橋ポリエチレンで、高い電圧と温度に耐えます。
OWとOCの違いは。
絶縁体が違います。OWはビニルで低圧用、OCは架橋ポリエチレンで高圧用です。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月