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令和8年度 1級電気工事施工管理技士 No.62を解説、切片は固定原価

令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.62は、利益図表のア~ウに当てはまる語句の組合せを選ぶ問題です。この問題では、4つの組合せのうち、適当なものを選びます。

この問題のポイント

この問題は、利益図表の縦軸・横軸と原価曲線の関係を読めるかを問うものです。組合せは固定原価か変動原価か、損失と利益がどちら側かの2点で分かれます。

引っかけの核心は1点、アが指しているのが縦軸の切片だということです。切片は出来高が0でもかかる費用なので、性質は決まります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(固定原価・損失・利益)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 損失と利益の位置は合っているが、アを変動原価としている点が誤り
2 ×(誤り) アも損益の位置も誤り
3 ○(適当) ア=固定原価、イの領域=損失、ウの領域=利益
4 ×(誤り) アは合っているが、損失と利益が入れ替わっている

アで2つに絞り、損益の向きでもう1つ絞ると選択肢3が残ります。

選択肢3のポイント(ここが答え)

この図は、横軸に施工出来高、縦軸に工事総原価をとっています。原点から伸びる45度の線がy=xで、出来高と原価がちょうど等しい線です。原価曲線はそれより傾きが緩く、縦軸を切ったところから始まります。

アが指しているのは、その縦軸の切片にあたる高さです。出来高が0でも消えない費用なので、出来高に応じて増える変動原価ではなく固定原価にあたります。現場事務所の費用や管理費のように、工事量と関係なくかかるものです。

2本の線が交わる点が損益分岐点です。ここより左では原価曲線がy=xのにあり、出来高より原価が大きいのでイは損失になります。右では下に入るので、出来高が原価を上回ってウが利益です。

覚え方

  • 縦軸の切片は固定原価。出来高0でもかかる費用
  • 損益分岐点より左が損失、右が利益
  • y=xは出来高と原価が等しい線。原価曲線がその上か下かで損益が決まる

理解度チェック

Q.

利益図表で、原価曲線の縦軸の切片は何を表すか。

固定原価です。施工出来高が0でもかかる費用で、現場事務所の費用や管理費などが当てはまります。

Q.

損益分岐点より左側の領域は損失と利益のどちらか。

損失です。原価曲線がy=xより上にあり、施工出来高より工事総原価が大きい状態だからです。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午後の部)」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 正答肢」
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