令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.70は、架線工事における緊線弛度の測定方法に関する問題です。この問題では、4つの用語のうち、記述に該当するものを選びます。
この問題は、弛度観測法の名前が何を指しているかを問うものです。なかでも読み取りの核心は両支持点から下ろす長さが等しいかどうかで、記述の中の「弛度に等しい点」に気づけるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(該当する用語)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(該当する) | 両支持点から弛度に等しい長さを下ろすので等長法 |
| 2 | ×(該当しない) | 異長法は、両支持点で下ろす長さを変える観測法 |
| 3 | ×(該当しない) | 記述に角度を測るという手順が無い |
| 4 | ×(該当しない) | 記述は垂直に下ろした線上の点を使っており、水平方向で測っていない |
記述にある「弛度dに等しい点A0及びB0」が、そのまま等長法という名前の由来です。
緊線は、延線した電線を決められた弛度と張力に張る作業です。張り終わったかどうかは、径間の中で電線がどれだけ垂れ下がっているか、つまり弛度を測って確かめます。
等長法は、両側の支持点から同じ長さだけ真下に下ろした点を2つ決め、その2点を結ぶ見通し線に電線が接するかどうかを見ます。下ろす長さを設計の弛度と同じにしておけば、接した時点で設計どおりです。
問題文が「支持点A及びBから垂直に下ろした線上で、弛度dに等しい点」と書いているのは、両端で同じ長さを下ろしているという意味です。ここが「等長」の中身です。
等長法という名前の「等長」は、何が等しいことを指しているか。
両側の支持点から真下に下ろす長さです。その長さを設計の弛度と同じにして、2点の見通し線に電線が接するかを見ます。
緊線作業では、何を測って張り終わりを確かめるか。
径間の中の弛度です。支持点の張力を測る方法もありますが、弛度を観測する方法が広く使われています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月