令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.11は、一般事務室で使用するLED照明の特徴に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、LED照明の基本(点滅への強さ・調光したときの効率・放射する光の成分・使っている材料)を問うものです。なかでも引っかけの核心は点滅の繰り返しが寿命に効くかどうかで、蛍光ランプの弱点をLEDに当てはめていないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | LEDは点滅を繰り返しても寿命はほとんど変わらない。これは蛍光ランプの弱点 |
| 2 | ○(正しい) | 調光して減光しても効率はほとんど変わらない |
| 3 | ○(正しい) | 紫外線をほとんど出さないため、虫を寄せつけにくい |
| 4 | ○(正しい) | 発光に水銀を使っていないため、廃棄時の環境負荷が小さい |
選択肢1の「点滅を頻繁に繰り返すと寿命が短くなる」という記述が誤りで、LEDの寿命は点滅の回数にほとんど影響されません。
点滅で寿命が縮むのは蛍光ランプの性質です。蛍光ランプは点灯のたびに電極から電子を放出させる必要があり、そのとき電極の材料が少しずつ消耗します。だから点滅の回数がそのまま寿命を削ります。
LEDは半導体に電流を流して光らせる仕組みで、消耗する電極がありません。そのため点滅を繰り返しても寿命はほとんど変わらず、人感センサとの組合せのように、こまめに消す使い方にも向いています。
LEDの寿命を実際に縮めるのは、点滅ではなく熱です。素子の温度が高い状態が続くと光束が落ちていくため、器具では放熱の設計が重要になります。
LED照明は、点滅を頻繁に繰り返すと寿命が短くなるか。
ほとんど変わりません。点滅で消耗する電極がないためです。点滅の回数で寿命が縮むのは蛍光ランプの性質です。
LED照明の寿命を縮める主な要因は何か。
熱です。素子の温度が高い状態が続くと光束が落ちていきます。そのため器具側の放熱設計が寿命を左右します。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月