令和6年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.87は、建設業の事業者が選任する総括安全衛生管理者に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものを選ぶ問題です。
この問題は、選任までの期限を覚えているかを問うものです。選任すべき事由が発生した日から14日以内です。
30日では長すぎます。
正解:選択肢4(発生した日から30日以内)
| 選択肢 | 内容 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 健康の保持増進のための措置を統括管理 | 職務の1つ。正しい |
| 2 | 危険又は健康障害を防止する措置を統括管理 | 職務の1つ。正しい |
| 3 | 常時100人以上の事業場ごとに選任 | 建設業の基準。正しい |
| 4 | 選任は30日以内 | 14日以内。誤り |
誤っているのは選択肢4です。
引っかけの核心は、30日という期間が他の届出で見かけるので、通してしまうところです。安全衛生の管理者は14日以内に選任します。
期限が短いのは、責任者が決まっていない期間を作らないためです。労働者が100人を超えた時点で、そこには管理すべき規模の危険があります。1か月も空白を置けません。
| 手続き | 期限 |
|---|---|
| 選任 | 選任すべき事由が発生した日から14日以内 |
| 報告 | 選任したら遅滞なく、労働基準監督署長へ |
この14日という期限は、安全管理者、衛生管理者、産業医も同じです。安全衛生の管理者はまとめて14日以内と覚えます。
選択肢3の100人は、建設業での基準です。業種によって数が違います。
| 業種 | 選任が必要な規模 |
|---|---|
| 建設業、運送業、林業など | 常時100人以上 |
| 製造業、電気業、通信業など | 常時300人以上 |
| その他の業種 | 常時1,000人以上 |
建設業が最も少ない人数で必要になるのは、災害が起きたときの危険が大きい業種だからです。
選択肢1と2は総括安全衛生管理者の職務です。この人は安全管理者と衛生管理者を指揮し、事業場の安全衛生を全体としてまとめる立場です。危険の防止も、健康の保持増進も、どちらも職務に入ります。
総括安全衛生管理者はいつまでに選任するか。
選任すべき事由が発生した日から14日以内です。安全管理者や衛生管理者も同じ期限です。
建設業で総括安全衛生管理者が必要になるのは何人以上か。
常時100人以上です。製造業などは300人以上、その他の業種は1,000人以上と業種で違います。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月