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令和6年度 1級電気工事施工管理技士 No.37を解説、高さは1.0mから1.5m

令和6年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.37は、防火対象物に設置する非常コンセント設備に関する記述として、「消防法」上、定められていないものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、取り付ける高さの下限を覚えているかを問うものです。非常コンセントは床から1.0m以上1.5m以下に設けます

選択肢4は0.5m以上と書いているので誤りです。

正解:選択肢4(高さが0.5m以上1.5m以下)

各選択肢の正誤

選択肢 内容 解説
1 延べ面積1,000m²以上の地下街 政令どおり。定められている
2 地階を除く階数が11以上の建築物 政令どおり。定められている
3 各部分から水平距離50m以下 規則どおり。定められている
4 高さ0.5m以上1.5m以下 1.0m以上1.5m以下。定められていない

定められていないのは選択肢4です。

選択肢4のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、0.5m以上1.0m以下という別の規定が消防設備には実在するので、0.5mという数字が本物らしく見えるところです。非常コンセントは1.0m以上1.5m以下です。

この高さは、消防隊員が防火服と手袋のままプラグを差し込める位置から決まっています。低すぎるとかがまなければならず、煙が下に溜まる場所では作業しにくくなります。

項目 定め
取り付け高さ 床面または階段の踏面から1.0m以上1.5m以下
配置 階ごとに、各部分から一の非常コンセントまでの水平距離50m以下
電源 単相交流100V、15A以上の電気を供給できるもの
1回路のコンセント数 10以下
非常電源 30分間以上

選択肢1と2は、どこに設置するかの規定です。高い建物か、広い地下街かという2つの区分になっています。どちらも、消防隊がホースや資材を持って上り下りするのが大変な場所です。

この2つは繰り返し出ています。平成28年度 No.41と令和元年度 No.41では、選択肢1に「地階を除く階数が11以上の建築物に設置が必要である。」が正しい記述として置かれ、選択肢2の「延べ面積500m²以上の地下街に設置が必要である。」のほうが誤りとされました(公表正答はどちらも2)。地下街は500m²ではなく1,000m²です。

今回の選択肢1は1,000m²と書いてあるので正しい記述になります。2年度で誤りだった数字を、正しい値に直して出しています。

選択肢3の水平距離50m以下は、非常コンセントをどれだけの間隔で置くかの規定です。ホースや電動工具のコードが届く範囲から決まっています。階ごとに数えるので、どの階でも同じ密度で置きます。

覚え方

  • 高さは1.0m以上1.5m以下。0.5mではない
  • 設置は11階以上の建築物1,000m²以上の地下街
  • 水平距離50m以下、単相100V15A以上、非常電源30分

理解度チェック

Q.

非常コンセントを取り付ける高さはどう定められているか。

床面または階段の踏面から1.0m以上1.5m以下です。防火服のままプラグを差し込める位置です。

Q.

地下街に非常コンセント設備が必要になるのは延べ面積いくら以上か。

1,000m²以上です。500m²ではありません。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午前の部)」「同 正答肢」
  • 消防法施行令 第29条の2
  • 消防法施行規則 第31条の2
  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級電気工事施工管理技術検定 学科試験問題」「同 正答」No.41
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 1級電気工事施工管理技術検定 学科試験問題」「同 正答」No.41
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