設計業務等標準積算基準書とは?地質調査業務の積算構成と直接調査費
ちしつモグラ
機械ボーリングの費用って直接費なの間接費なの?積算構成ってどう分かれてるの?
この記事の要点
- 国土交通省が定める、設計・測量・地質調査などの業務の積算(費用の見積り)の基準。
- 地質調査業務の積算構成は、一般調査業務費と解析等調査業務費の2つに大別される。
- 引っかけの核心=機械ボーリングやサンプリングの費用は「直接調査費」(間接調査費ではない)。
設計業務等標準積算基準書とは、国土交通省が定める、設計・測量・地質調査などの業務の積算(費用の見積り)の基準です。
地質調査業務の発注金額も、この基準にもとづいて積算されます。
どの費用がどの区分に入るかが、試験で問われます。
地質調査業務の積算構成
地質調査業務の積算構成は、一般調査業務費と解析等調査業務費の2つに大別されます。実際の現地調査や試験の費用は一般調査業務費に、解析やとりまとめの費用は解析等調査業務費に入ります。
| 区分 | 主な内容 |
|---|---|
| 一般調査業務費(直接調査費) | 機械ボーリング・サンプリング・原位置試験など、現地で直接かかる費用 |
| 一般調査業務費(間接調査費) | 直接調査にともなって間接的にかかる費用 |
| 解析等調査業務費 | 断面図等の作成費(従事する技術者の直接人件費)など |
| 諸経費 | 業務管理費と一般管理費等 |
直接調査費と間接調査費の区別(過去問の引っかけ)
引っかけの核心は、機械ボーリングやサンプリングの費用がどの区分かです。
これらは実際に現地で行う調査なので直接調査費に計上します。
これを「間接調査費」とする記述は誤りです。
間接調査費は、直接調査にともなって間接的にかかる費用です。
あわせて、断面図等の作成費は、これに従事する技術者(設計業務・地質業務の技術者)の直接人件費です。諸経費は、業務管理費と一般管理費等で構成されます。
過去問での問われ方:費用の区分
積算基準は各費用がどの区分かを問う形で出ます(R01現技管No.95ほか)。
引っかけの核心は機械ボーリング・サンプリングを間接調査費とすることです。
「間接調査費では、機械ボーリングやサンプリングなどの費用を計上する」とするのは誤りで、これらは現地で直接行う調査なので直接調査費に計上します(R01のNo.95)。
同じ問題で、積算構成は一般調査業務費と解析等調査業務費に大別、断面図等の作成費は技術者の直接人件費、諸経費は業務管理費と一般管理費等、はいずれも正しい記述です。
間違えやすい:直接調査費 と 間接調査費
直接調査費は、機械ボーリングやサンプリングなど現地で直接行う調査の費用です。
間接調査費は、それにともなって間接的にかかる費用です。
「機械ボーリングは間接調査費」とするのが定番の引っかけです。
理解度チェック
問題:地質調査業務の積算で、機械ボーリングやサンプリングの費用は間接調査費に計上する。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
機械ボーリングやサンプリングは現地で直接行う調査なので、直接調査費に計上します。間接調査費はそれにともなう間接的な費用です。
問題:地質調査業務の積算構成は、一般調査業務費と解析等調査業務費の2つに大別される。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
現地調査・試験の費用が一般調査業務費、解析やとりまとめの費用が解析等調査業務費です。諸経費は業務管理費と一般管理費等で構成されます。
積算構成は一般調査業務費と解析等調査業務費。機械ボーリング・サンプリングは直接調査費です。
出典・参考資料
- 国土交通省「設計業務等標準積算基準書」および同(参考資料)
- 全地連 地質調査技士検定試験(R01 現場技術・管理部門 No.95 積算基準 ほか)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。区分・費目は最新の基準書で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月