令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.51は、レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の品質管理に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。
圧縮強度の合否は、1回の試験と3回の平均で別々の基準が決められています。
問われるのは、1回の試験結果に求められる割合です。
引っかけは、その割合を下げる形で作られています。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も適当でない記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ 1回の圧縮強度試験結果は、購入者の指定した呼び強度の強度値の75%以上である | ×(誤り) | 1回の試験結果に求められるのは85%以上。75%では基準を下回る |
| ⑵ 3回の圧縮強度試験結果の平均値は、購入者の指定した呼び強度の強度値以上である | ○(正しい) | 平均値は呼び強度の強度値以上 |
| ⑶ 品質管理の項目は、強度、スランプ又はスランプフロー、塩化物含有量、空気量の4つである | ○(正しい) | 受入れ検査の4項目 |
| ⑷ 圧縮強度試験は、一般に材齢28日で行う | ○(正しい) | 購入者の指定した材齢で行うこともある |
コンクリートの強度にはばらつきがあるため、1回の試験だけで合否を決めると判定が不安定になります。
そこでJIS A 5308は、1回の試験結果と3回の平均値の両方に基準を置いています。
1回の圧縮強度試験結果は、購入者の指定した呼び強度の強度値の85%以上でなければなりません。「75%以上」とする⑴は基準を下回っています。
あわせて、3回の試験結果の平均値が呼び強度の強度値以上であることも必要です。
⑵〜⑷の平均値の基準、品質管理の4項目、材齢28日は、いずれも正しい記述です。
品質管理の内容を、何をどう判定するかで並べると次のとおりです。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 圧縮強度(1回の試験結果) | 呼び強度の強度値の85%以上 |
| 圧縮強度(3回の平均値) | 呼び強度の強度値以上 |
| 試験の材齢 | 一般に28日(購入者の指定した材齢で行うこともある) |
| 品質管理の項目 | 強度、スランプ又はスランプフロー、塩化物含有量、空気量 |
1回は85%、平均は100%と押さえると、どちらの話かで迷いません。
問題:1回の圧縮強度試験結果は、購入者の指定した呼び強度の強度値の75%以上であればよい。
〇か×か。
答え:×
85%以上が必要です。
問題:3回の圧縮強度試験結果の平均値は、購入者の指定した呼び強度の強度値以上である。
〇か×か。
答え:〇
平均値は呼び強度の強度値以上が必要です。
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出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。合否判定の基準と管理項目は最新のJISで確認してください。
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