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令和4年度(前期)2級土木施工管理技士 No.42を解説、港則法の許可と届出

令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.42は、特定港における港長の許可又は届出に関する問題です。4つの記述のうち、港則法上、正しいものを1つ選びます。

この問題のポイント

港則法は、行為ごとに許可か届出かを書き分けています。

問われるのは、4つの行為がどちらの手続にあたるかです。

引っかけは、許可と届出を入れ替える形で作られています。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(正しい記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
⑴ 特定港内又は特定港の境界付近で工事又は作業をしようとする者は、港長の許可を受けなければならない○(正しい)航行の安全に直結するため許可が要る
⑵ 船舶は、特定港内において危険物を運搬しようとするときは、港長に届け出なければならない×(誤り)危険物の運搬は届出でなく港長の許可が必要
⑶ 船舶は、特定港を入港したとき又は出港したときは、港長の許可を受けなければならない×(誤り)入出港は日常的に繰り返されるため届出
⑷ 特定港内で、汽艇等を含めた船舶を修繕し、又は係船しようとする者は、港長の許可を受けなければならない×(誤り)汽艇等は除かれる。汽艇等以外の船舶が許可の対象

選択肢1のポイント(ここが正解)

特定港内やその境界付近での工事や作業は、船の通り道をふさいだり航行の妨げになったりします。

そのため、あらかじめ港長の判断を受ける必要があります。

特定港内又は特定港の境界付近で工事又は作業をしようとする者は、港長の許可を受けなければなりません。この⑴が正しい記述です

⑵の危険物の運搬も許可が必要な行為で、届出としている点が誤りです。⑶の入出港は日常的に繰り返される行為なので届出になります。

⑷は、修繕・係船の許可の対象から汽艇等が除かれている点を落としています。

港則法の許可と届出

この問題に出た行為を、手続の種類で並べると次のとおりです。

行為手続
特定港内・境界付近での工事又は作業港長の許可
特定港内での危険物の運搬港長の許可
汽艇等以外の船舶の修繕・係船港長の許可
特定港への入港・出港港長への届出

日常的に繰り返される入出港だけが届出で、他は許可と押さえます。

覚え方

  • 特定港内・境界付近の工事又は作業は港長の許可。入出港は届出
  • 特定港内での危険物の運搬は許可(届出ではない)
  • 修繕・係船の許可は汽艇等以外の船舶が対象
  • 日常的に繰り返される行為が届出、そうでない行為が許可

理解度チェック

問題:船舶は、特定港を入港したとき又は出港したときは、港長の許可を受けなければならない。

〇か×か。

答え:×

入出港は届出です。

問題:特定港内又は特定港の境界付近で工事又は作業をしようとする者は、港長の許可を受けなければならない。

〇か×か。

答え:

航行の安全に直結するため許可が必要です。

令和4年度(前期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和4年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題・正答肢」
  • 港則法(工事又は作業の許可・危険物の運搬・入出港の届出・修繕及び係船の許可)

※ 問題文は転載していません。手続の種類は最新の法令で確認してください。

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