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令和4年度(前期)2級土木施工管理技士 No.1を解説、土の締固め機械

令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.1は、土の締固めに使用する機械に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

締固め機械は、締め固める場所の広さと機械の大きさで使い分けます。

問われるのは、ランマやタンパが大規模な締固めに向くかどうかです。

引っかけは、狭い場所用の小型機械を大規模用と入れ替える形で作られています。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
⑴ タイヤローラは、細粒分を適度に含んだ山砂利の締固めに適している○(正しい)載荷重と空気圧で接地圧を変えられ、細粒分を含む砂利質に適する
⑵ 振動ローラは、路床の締固めに適している○(正しい)振動により自重以上の締固め力を得る。路床・路盤に用いる
⑶ タンピングローラは、低含水比の関東ロームの締固めに適している○(正しい)突起(フート)で土に食い込ませ、含水比の低い粘性土を締め固める
⑷ ランマやタンパは、大規模な締固めに適している×(誤り)ランマ・タンパは狭い場所や構造物際の小規模な締固め用。大規模な締固めはローラが受け持つ

選択肢4のポイント(ここが誤り)

ランマやタンパは、人が持って動かす手持ち式の小型締固め機械です。

エンジンの爆発力や重錘の落下で土を突き固める衝撃式で、一度に締め固められる面積は限られます。

ランマやタンパが受け持つのは、構造物の際や狭い場所、法肩など、ローラが入れない小規模な締固めです

大規模な盛土の締固めは、タイヤローラやタンピングローラ、振動ローラなど自走式のローラが担当します。

⑴〜⑶の3機種は、いずれも用途どおりの正しい記述です。

締固め機械と得意な場面

この問題に出た機械を、締め固める対象と規模で並べると次のとおりです。

機械得意な対象規模
タイヤローラ細粒分を含む砂利質、種々の土質大規模
振動ローラ砂・砂利、路床・路盤大規模
タンピングローラ低含水比の粘性土、厚い層大規模
ランマ・タンパ構造物の際、狭い場所、法肩小規模

迷ったときは、機械が自走するかどうかで規模を判断できます。

覚え方

  • ランマ・タンパは狭い場所の小規模な締固め。大規模はローラ
  • タイヤローラは接地圧を変えられ、細粒分を含む砂利質に適する
  • 振動ローラは振動で自重以上の締固め力(路床・路盤)
  • タンピングローラは突起で低含水比の粘性土・厚い層

理解度チェック

問題:ランマやタンパは、大規模な締固めに適している。

〇か×か。

答え:×

構造物の際や狭い場所など、小規模な締固めに使う手持ち式の機械です。

問題:振動ローラは、振動により自重以上の締固め力を得る。

〇か×か。

答え:

起振機で振動を与えるため、機械の重さ以上の締固め力が得られます。

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出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和4年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題・正答肢」
  • 締固め機械の種類と適用土質:道路土工要綱(日本道路協会)

※ 問題文は転載していません。機械の適用土質は標準的な内容で、最新の要綱・便覧で確認してください。

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